FIRE

「FIRE」という言葉があります。

 

「Financial Independence, Retire Early」の略で、経済的に自立し、早期リタイアを実現することです。

 

私は「経済的自立」には大いに賛同するのですが、「早期リタイア」には違和感があります。

 

仮に40歳でリタイアして、あと何をして人生100年時代に向かうのでしょうか?

 

私には「退屈」や「虚しさ」といった言葉しか思い浮かびません。

 

SONYの取締役をしていた人が本に書いていたのですが、現役時代に知り合いだった外国人ビジネスマン(主にアメリカ人)がFIREを実現し、自由気ままに生活しているのかと思っていたら、みんな鬱(うつ)になっていたとのこと。

 

働ける年代に働かないのは、宇宙の法則から言っても不自然ということなのでしょう。

 

経済的な束縛から自由になって、自分の好きな仕事をしたり、あるいは満足できる仕事に変えてみたりするのが正解だと思うのです。

 

「随所に主となる」という禅の言葉があります。

 

経済的に自立し、随所に主となるならば、サラリーマンであっても、自営業であっても、自分が納得できる、本当にいい仕事をやっていけると思うのです。

 

日本では天照大神が自ら機(はた)を織って働いておられました。

 

それに対しアダムとイブは罰として働かなくてはならなくなりました。

 

仕事に対する概念が全然違うわけです。

 

私は無論「1日も休まず」に「一生働く」予定です。

 

 



 

コロナをプラスに

コロナは経済にとって大打撃であったことは間違いがありませんが、事業によって影響の度合いが顕著であったことも事実です。

 

旅行や電鉄や航空や外食やホテル業界に従事していると、少々の経営努力では二進も三進も(にっちもさっちも)行かず、売上9割減に対応できる経営者は皆無に近いはずです。

 

コロナではないのですが、30年ほど前のバブル崩壊で、私も売上9割減の経験があり、その時はほとんど死んでおりました。

 

同じ業界でも業種によって違いがあります。

 

医業だと小児科医や耳鼻科はガラガラ状態の所が多かったようですが、美容外科や歯科にとってはむしろ追い風だったようです。

 

マスクをしているうちに、美容外科でシミを取っておこうとか、テレワーク中に歯を治療しておこうとかいった需要があったと聞きます。

 

不動産業界では、オフィスに空室増加傾向がありますが、居住系では「遠くても広い」需要が増えているようです。

 

当社のコインパーキングは全体的には30%ほど売上が減ったのですが、ビジネス需要の多い場所は極端に売上が下がり、住宅地ではむしろ売り上げが上がったところがありました。

 

経営や人生は「上がったり、下がったり」で、ずっと順風満帆ということはあり得ません。

 

大震災やコロナなどのような「まさか」が来ても、生き延びていける態勢を通常時から築いておくべきだと思います。

 

分厚い内部留保などは、経営者が普段から心がけていないと、決して一朝一夕に作り得るものではありません。

 

ホテル業界などでは、破たんしたホテルを吸収し、より大きくなっていくホテル会社もあります。

 

そういったホテル群にとっては、まさにチャンス到来で、市場が良くても悪くても、それを自社のプラスに変えていく「したたかさ」とパワーは素直にスゴイと感じます。

 

アンチエイジング

健康について書いた本(略して「健康本」)を読めば読むほど健康になっているということに気づいた時、思わず「あっ!」と声を上げそうになりました。

 

健康本を1冊や2冊読んだところで、何の変化もないのですが、積み重なっていると「健康の本質」といったようなものが段々と分かってくるようなのです。

 

同じように、アンチエイジングの本も読めば読むほど若くなっていくのがわかってきました。

 

私は「95歳までバリバリの現役で頑張る」つもりなので、見かけも若くすることを心掛けています。

 

アンチエイジングは、考え方や気持ちの持ち方が左右する要素もかなりあるのですが、テクニック的なところも結構多いのです。

 

例えば白髪を黒く染めると、もうそれだけで5歳は若くなります。

 

歯も大事で、ホワイトニングで白い歯を保っていると、3歳ぐらいは若返るはずです。

 

芸能人など、容姿が商売に直結する人たちを観察していると、やはり歯が白くて輝いている人が多いのです。

 

姿勢もかなり重要で「背筋を伸ばす」もしくは「腰骨を立てる」ことに気をつけるならば5歳若がえります。

 

「スリムな体型」はアンチエイジングの肝で、シュッとした体形をしているだけで若くキレイに見えます。

 

カッコ良さは顔よりも体形で決まるというのは、海外で気がついたことでもあります。

 

やや太っていた女性がスリムになり「オバさん」から「チャーミングなレディ」に変身したケースをいくつか知っています。

 

当然ながらファッションはアンチエイジングに大きく影響し、センスが良くておしゃれなコーディネイトは、年がいけば行くほど必要だと思うのです。

 

面白いことに、5歳若くなることを3つやれば(5×3で)15歳若返ってしまうのです。

 

月に2回神社巡りをする計画

「お金を貯めて、収益物件を一つ一つ増やしていく」というのが我が社の方針ですが、お金が貯まる間、じっと待っていなければなりません。

 

その間にアクセク動こうとすると、つまらないものに手を出したり、余計なことをしたりしがちなので忍耐が必要です。

 

ケチケチ作戦でお金を貯めていくのかというと、そうでもなく、自己投資とファミリーのためにはケチらないようにしようと思っています。

 

常にアンテナを高く張り、勉強も怠るつもりはありません。

 

努力の過程を存分に楽しむというのがモットーなので、勉強は1日も休まず継続していくつもりです(それも一生)。

 

会社経営を40年間も続けていると、努力や才能だけではどうしようもないことを何度も経験します。

 

ここはやはり神さまのパワーをお借りすべきなのです。

 

伊勢神宮に月に1度参拝に行っているのですが、それ以外に「年に1度行きたい神社」を12ヶ所選び、それぞれ参拝したいと思っています。

 

つまり月2回神社巡りをするということです。

 

「年に1度参拝する」神社の中には、日帰りで行けるものもあれば、1泊2日のものも2泊3日かかるものもあります。

 

南九州は神社の宝庫でもあるのですが、そこを訪れようとすると、私の運転の場合、4泊5日か5泊6日が必要になってきます。

 

そうなると、もう”ほとんど”神社めぐりの合間に仕事をしているといった感じになりますが、68歳にもなれば許されるのではないかと甘い考え方をしております。

 

いずれにせよ「神社」、「読書」、「語学」と、ますます忙しくなりそうで、もはや余計なこと(アホなこと)をしている暇がありません。

 

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白鬚(しらひげ)神社

神社に願いを祈る場合、経済的に豊かになりたければこの神社とか、健康になりたければこの神社とかいった特徴があります。

 

中には恋愛成就といった神社もあり、そういったところには若い女性がたくさん来ています。

 

要は神さまにも得意技があるということなのです。

 

これは日本の神さまに限らず、キリスト教だって、軍事のことならミカエルとか、医療のことはサリエルとか、通信はガブリエルとかいった役割があります。

 

私は神社参拝の折は、ほとんどが「神恩感謝」か「神々のご繁栄」をお祈りし、自分のことはお願いしません(日々幸福で悩みがないということもあるのですが)。

 

猿田彦(サルタヒコ)という神様がおられます。

 

この方は国津神で、いわば土着の神様ですが、三重方面で勢力を持っておられたようです。

 

天照大神(アマテラスおおみかみ)が、孫の瓊瓊杵尊(ニニギノのミコト)を地上に派遣した時に、道中でお迎えし、道案内をした神様です。

 

天狗のような顔や様相をしていたので、いぶかしく思ったニニギノは、ウズメノミコトに尋ねに行かせました。

 

ウズメノミコトは“ひょうきん”で踊りの上手な女性の神様です。

 

ウズメノミコトを祭った神社には、今でも芸能人がたくさんお参りしています。

 

余談ですが、のちにサルタヒコとウズメは結婚しています。

 

さて、そのときの功績により、サルタヒコは「道開き」の神様と呼ばれるようになりました。

 

人生や仕事などでの新しい展開を導いてくださるわけです。

 

猿田彦命をお祀りした神社には、猿田彦神社や椿大社(つばきおおやしろ)などが有名ですが、今回行った白鬚神社もその一つです。

「白鬚神社」、びわ湖の畔にあります。

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こちらが猿田彦命のお社。

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天照大神豊受大御神のお社もありました。

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厳島神社のように水面に鳥居が立っています。

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近くのお店で食事。 おいしかったです。

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方向が決まると

「なりたい自分」というのが誰にでもあるはずで、外見、社会的ポジション、年収、資産、性格、人格、健康、社交等々、それらの理想に近づきたいし、そうなるための努力もしたいものです。

 

漠然と思うだけでなく、書いてしまうと実現へのスピードが一気に速まります。

 

ワクワクする目標だって、まずは書いてみることです。

 

より具体的に目標を明確化させると、自分の中でシッカリ意識できるし、潜在意識も協力してくれやすくなります。

 

会社の目標でも、1人で考えていては同じところをグルグル思考するだけなので、いろんなコンサルタント(主に東京)にスポットで相談しにいったことがあります。

 

その時わかったのは、コンサルタントにも当然ながら実力の差があるということと、自分との相性がとても大事だということです。

 

今はもう「わが社の行くべき方向」が分かったので、コンサルは受けていません。

 

「お金を貯めて、収益物件を一つ一つ増やしていく」というのがその方針です。

 

借入れではなく「お金を貯めて」次の物件を購入していくわけです。

 

従ってフリー・キャッシュ・フローが一番大事な指標となります。

 

いくら手元に現金が残るかが重要なポイントで、売上でもなければ、税引き前利益でもありません。

 

税金を差し引いた手残り分が実際に使えるお金で、今まで税金のことに無頓着もしくは無知であったことを反省しています。

 

方向が決まると寄り道しないということも、自分自身の体験でわかりました。

 

ちょっとお金が貯まると、絵画やリゾート会員権を買ったりしがちですが、方向がハッキリしている今は(迷いなく)買わなくてすみます。

 

 

勉強の継続

いろんな投資がありますが「自分に投資する」なんていうのが最も効率がよく、リターンが大きいのではないかと思います。

 

また投資する場合、若い時のほうが、その先長く投資の果実を得られるようにも思います。

 

仮に20代で英語や簿記をマスターしたならば、末永くそれが使え、キャリア・アップに大いに貢献するはずです。

 

勉強好きの友人がいると、こちらまでその影響を受け、やっぱり勉強しだすのです(これは兄弟や親子でもそうなのですが)。

 

若い頃に猛勉強し、医師や弁護士や会計士などの強力な資格を獲得すると、一生「食いっぱぐれ」がありませんが、資格を取ったあとも継続して勉強している人は、そう多くはないように感じます。

 

逆にコツコツと勉強を続けている人には、ちょっとやそっとでは勝てません。

 

晴耕雨読」だと勉強しない日もありそうですが、「雨の日も風の日も」だと隙間はなさそうで、「1日も休まず勉強する」というのが正解だと思うのです。

 

自分の人生を振り返ってみても、まじめに勉強している時期は輝いていたように思います。

 

心がおごり高ぶることもなく、謙虚に過ごせていたようにも思います。

 

とは言え、仕事が忙しいと勉強している暇がありません。

 

私も営業で走り回っていた頃は、毎日ヘトヘトになり勉強どころではありませんでした。

 

そんな場合は早朝に勉強時間を取るというのもアリかもしれません。

 

今の私は夕方に1時間の語学学習をし、食事のあと3時間の読書タイムを取っています。

 

「95歳までバリバリの現役」宣言をしているのですが、それは少なくともその年まで勉強を継続しているという意味でもあります。

 

もう30年間ほど、ちょっと頑張ってみますか。