東京クルマ旅 その4

今回の3泊4日の東京滞在も、あっという間に時間が過ぎ去りました。

 

かなり充実していたのではないでしょうか。

 

銀座の散髪屋さんも、ホテルでのアロマトリートメントも、十分に話のネタとして活用できる価値はありました。

 

銀座のユニクロにも行きました。

 

あれだけ店内で中国語が飛び交っていたのに、今は当然ながらインバウンドの来客はゼロで、ほとんどが日本人のお客さんでした。

 

一方、スタッフ(店員)の人たちの中には、外国人がたくさんいることに驚きました。

 

ユニクロの商品からメイドイン・チャイナが少なくなり、最近はインドネシア製やベトナム製をよく見かけたのですが、今回買ったシャツは「メイドイン・カンボジア」でした。

 

私にとっては初めてのカンボジア製品で「(製造先が)ついにカンボジアまで来たか」とちょっと感慨深いものがありました。

 

東京の各お店の賑わいも「まあまあ」といった感じで、少しホッとしました。

 

今回は誰とも食事をご一緒しなかったので、夜はひたすらホテルの部屋で本を読んでいました。

 

11冊ほど読めました。

 

今回の「車勉」で聴いたCDは計12枚。

 

経営が4枚、不動産が3枚、株が2枚、歴史が2枚、語学(フランス語)が1枚でした。

 

家でCDを聞く習慣はまったくなく、車勉ならではの成果です。

 

コロナのおかげで道路は空いており、往復ともに渋滞は皆無でした。

 

今回は久々に富士山を見ることができました。

 

心がけが悪いと富士山はキレイな姿を見せてくれないことを知っているので、富士山が現れると余計にテンションが上がります。

富士山の姿が見えた瞬間、一気にテンションが上がります。

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足柄サービスエリアで。

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東京クルマ旅 その3

東京のホテルに泊まっていると、ワンちゃんとの散歩や家の掃除などの、朝のルーティンワークを省略することができます。

 

その分1人で知的作業に没頭する時間が取れるというわけです。

 

食事の時間だって拘束されることがないので、東京滞在中は自然に1日1食になることが少なくありません。

 

東京の中心地は美容や医療でも日本最高レベルのことが多く、東京出張の機会をとらえて、自分の健康にも投資していこうと考えています。

 

銀座の散髪屋さんに行くと、オプションで爪の手入れやフェイスマッサージをしてもらえます。

 

こういったサービス(むろん有料です)は地元ではなかなか受けることができないので、社会見学を兼ね、やってもらうことにしています。

 

あるカリスマ整体師から「体のコリは病気の原因の一つで、初期のうちにコリをほぐしておけば病気にならない」と聞き、それ以来、機会があるごとにマッサージを受けるようにしています。

 

そのカリスマ整体師自身も、月に10万円分ほどのマッサージをやってもらっているのだそうです。

 

宿泊しているホテルでマッサージを予約しようとした時、普通のマッサージとアロマトリートメントの2種類があることを知りました。

 

アロマトリートメントの方が料金が高く、普通のマッサージの3倍くらいするのです。

 

話のネタにアロマトリートメントを頼みました。

 

普通のマッサージの場合は60代くらいの女性が来ることが多いのですが、アロマの場合は、それよりもグンと若く(マスクをしているのですが)きれいな女性が来るのです。

 

それが料金に反映されているというわけではないのでしょうが、アロマは比較的最近の施術法なので、若い人しか習いに行っていないということでもあるのでしょう。

 

 

東京クルマ旅 その2

ホテルから東京ビッグサイトへタクシーで行きました。

 

東京のタクシーに乗ると、後部座席の前のタブレット(スクリーン)に動画の広告が出てきます。

 

座った人をコンピュータが認識し、その人に合った広告が出てくるそうです。

 

私の場合はいつもビジネス関連の広告が出てきます。

 

ITやアウトソーシングの新しいシステムの広告が多く、テレビでみるCMよりも、より一層専門化しているように思います。

 

こういった広告を見るだけでも時代の動きがよく分かり、東京へ出てきた甲斐があるというものです。

 

さて、東京ビッグサイトでの今回のお目当ては「フランチャイズショー」。

 

フランチャイズ本部がブース出展しています。

 

今回は同じ食べ物商売でも、時代を反映してテイクアウト専門店が多数出展していました。

 

寿司やラーメンや居酒屋といった実店舗のフランチャイズも”もちろん”出ており、実際に試食ができる所があり、それらの前を通っていると空腹を感じました。

 

塾や整体院といった職種も相変わらず多かったように思います。

 

当社が手掛けているビジネスで、コインランドリーのブースはいくつか見かけましたが、コインパーキングはゼロでした。

 

コインパーキングはまだまだ伸びるビジネスだと思うのですが(事業オーナー系が多く)地主系の人の来場が少ないからかもしれません。

 

今まで何回かフランチャイズショーには来ているのですが、今回が一番面白く感じました。

 

面白いのと実際に商売にするのとはまた違うのですが、まずは自分がワクワクしないと何も始まりません。

 

東京クルマ旅 その1

ビート(わが家のワンちゃん)との長めの散歩や、家の掃除をていねいにしていたら、スタートが昼の12時になってしまいました。

 

夜の9時ごろに東京のホテルに到着することを覚悟していたのですが、コロナのおかげで渋滞がまったくなく、思っていたより早くチェックインすることができました。

 

とは言え夜8時過ぎだと、もうレストランは締まっており、仕方がないのでコンビニへ行って、食べ物と飲み物を調達してきました。

 

いつもならホテルの部屋の冷蔵庫にビールやジュースが入っているのですが、これもまたコロナのせいで空なのです。

 *

今回のメイン・イベントは東京ビッグサイトでの展示会見学です。

 

当社のコインパーキングやコインランドリーも、もとはと言えば、このような展示会で見つけたものです。

 

展示会に出向いても、何もゲットできないこともよくあるのですが、それはそれで成果があったと思っています。

 

少なくとも、新しい商品やシステムの流れがよくわかります。

 

自社で扱えるものとの出会いは、一種の「ご縁」であり、また変な話ですが、最初に対応してくれた係の人との相性といったようなものが大いに影響します。

 

首からぶら下げる入場証がなければ会場に入れないのですが、アンケートで「会社経営者」の所に丸をすると、それを示した色の入場証がもらえるようで、それを首にかけているとブースのスタッフが特に熱心に声をかけてきてくれます。

 

「VIP」もしくは「カモ」というのが分かるようになっているわけです。

 

会場を見終わった頃には、もらったパンフレットを入れた紙袋で、手はずっしりと重くなっています。

 

それをホテルに持ち帰り、選別していくというわけです。

 

いつもこのびわ湖の景色を見て、東京へ向かいます。

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到着したホテルのロビーです。

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今回も「念のため」15冊ほどの本を持ってきました。

はたして何冊読めるやら…。

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天狗の高ころび

自分の人生を振り返ってみた時に、良くなる時も悪くなる時も、明らかに分岐点のようなものがありました。

 

そしてその前に「兆候」のようなものも必ずあったように思います。

 

兆候の例で言うと「時間に遅れだす」というのがあります。

 

約束の時間に遅れるというのは、実はかなり症状が進んでいて、相当危険な状態でもあるのです。

 

そのことに本人は全く気づいていないし、人から指摘されてもまだ分からないことが多いので余計に厄介です。

 

私は時間を守れない人からは一目散に逃げるようにしています。

 

時間を守らない人は間違いなく運気が悪くなり、運気の悪い人と付き合うと、こちらの運まで悪くなってしまうからです。

 

人はちょっとうまく行きだすと、途端に天狗になります。

 

驕(おご)ったり、傲慢になったりすると、先ほど述べたように時間に遅れだすのですが、「天狗の高転び」とはよく言ったもので、しばらく経つと、高い位置から見事にひっくり返るのです(経験者談)。

 

神社やお寺では掃除が基本中の基本ですが、会社だって同じだと思うのです。

 

特に日本の神さまはキレイ好きなので、社内が乱れていては舞い降りてきてくださいません。

 

自分一人で頑張ろうとするより、神さまのお力をお借りしたほうが100倍うまくいくと思うのです(これも経験者談)。

 

コインパーキングを自分たちの手で掃除して回っているのですが、そうしないと何か「恐れ」のようなものを感じるし、逆にそうしている間は「大丈夫」といった気がするのです。

 

 

 

これらの本は全部読む

せっかく「読書の習慣」という人生の宝物を手に入れたのだから、これを最高に活用していきたいと思っています。

 

50年前に渡部昇一先生の著書と出会い「膨大な個人蔵書(図書館)」を潜在意識にインプットすることができました。

 

紆余曲折はありましたが、私の人生は結局その方向に進んできたように思います。

 

本を読むスペース(書斎)も、本を置くスペース(個人図書館)も、本を購入できる経済力も、数十年かけて構築してきました。

 

ありがたいことに「本を読めば読むほど年収が上がる」という不思議な法則があります。

 

したがって安心して本を読んでいくことができます。

 

観察していると、本を読まなくても年収が高いという人は結構いますが、本をよく読んでいる人で年収が低い人はあまりいないように感じます。

 

私の本業は不動産業なので「不動産」と名のつく本を、これまで多分千冊ぐらいは読んできたように思います。

 

これからも出版される不動産関連の本はすべて目を通していこうと思っています。

 

不動産関連であっても、税金や法律の本は今まで敬遠してきたのですが(これらの本は値段が高いという理由もちょっとあります)、これも最近開発した「ヨコ勉」という強い味方ができたので、これからは“ばんばん”読んでいこうと思っています。

 

神道や歴史や健康などの本も、随分と読んできましたが、これらの本も今後出版される本はすべて読むつもりです。

 

柔道の高段者は「一本」が取れる技を少なくとも3つは持っています。

 

プロ野球の一流投手も、強打者相手に通用する球種を3つは持っていると読んだことがあります。

 

同じように自分が得意とする専門分野を3つ持っているなら、人生がかなり面白くなっていくのは間違いないと思うのです。

 

コミンテルの存在

太平洋戦争が終わったとき、渡部昇一先生はまだ子供だったのですが、その後「どうして戦争が起こり、どうして日本が負けたのか?」をずっと考えてきたそうです。

 

戦争について書かれた本を目にしたら、すべて買って読んでいくうち、戦争に導く一本の筋のようなものが見えてきたとのこと。

 

それはソ連共産党を中心とするコミンテル(国際共産主義運動)の存在です。

 

コミンテルにとっては、アメリカも日本も敵で、ならば敵同士を戦わせればいいではないかというのが、その戦略でもありました。

 

朝日新聞記者の尾崎秀実(おざきほつみ)はソ連のスパイだったのですが、うまく近衛文麿首相のブレインに潜り込み、アメリカとの戦争に持ち込むことに成功します。

 

強硬な戦争遂行論を述べる論客でもあったのですが、それは即ち、日米対戦がソ連国益に合致するからでありました。

 

一見、当時の世論に合致する強硬論者(極右)が、まさかソ連のスパイとは誰も気づかなかったはずです。

 

尾崎秀実と連携していたリヒャルト・ゾルゲというソ連工作員がいました。

 

この人は本当はソ連共産党員だったのですが、ナチス党員のドイツ新聞記者として来日し、駐日ドイツ大使の信頼を獲得し、日本の中枢部にも深く入っていきました。

 

駐日ドイツ大使は最後までゾルゲがソ連のスパイだと思わず、逮捕後ゾルゲ自身の口からスパイだと述べられ、あまりのショックに大使の辞表を提出したほどです。

 

御前会議で、日本はソ連とは事を構えないで、南進政策を取ると決定したのですが、この情報がゾルゲによってソ連に伝えられました。

 

よってソ連は軍をシベリア方面から撤収することができ、対独戦に絞って戦うことができました。

 

ゾルゲ一人で10個師団ぐらいの働きをしたわけです。

 

ちなみに「ゾルゲ」とはドイツ語で「心配」という意味ですが、なのにだれも心配していなかったというわけです。