スーパー武将と、トホホ武将

戦国時代に生まれたいとは決して思いませんが、戦国時代が日本史に彩(いろどり)を与えていることは間違いがありません。

ドイツ語で歴史は「ゲシヒテ(Geschichte)」と言いますが「物語」という意味もあるのです。

物語的に戦国時代というのは極めて面白く、魅力的な人物が幾人も出てきます。

上杉謙信武田信玄霊格もかなり高かったような気がします。

神様にも戦(いくさ)が得意な方がおられ、この2人は「軍神」といった位置づけになるのかもしれません。

信長や秀吉や家康が現代に生まれてくれば、大政治家や名経営者になっていると思います。

戦国時代や明治維新に超優秀な人物が固まって出現するのは不思議といえば不思議なのですが、それは天が意図したことだと思えば納得できます。

優秀な武将たちがいる一方、いかにも「トホホ」な武将たちもいます。

アホな武将NO.1は何とっても小早川秀秋でしょう。

関ケ原の戦いで西軍を裏切り、それで石高を増やしたかといえば、家康によって逆にむしろ減らされているのです。

そして自身は関ケ原のあと、2年後にアル中で亡くなっています。

吉川広家も、西軍総大将の毛利家の一員なのに家康に通じ、毛利家が逼塞状態に陥る原因を作っています。

関ケ原で毛利が本気で戦っていれば、少なくとも中国地方で盤石の大大名になっていたはずです。

織田信長に謀反を起こし、また家族や家臣を捨てて、自分だけ逃げ延びた荒木村重(むらしげ)も実に情けない武将です。

荒木村重自身は織田軍の中でも相当デキる武将だったらしいのですが、後世から見れば「大失敗」の人生だったという印象はぬぐえません。

 

マスターズライフのモデルに

大阪の道頓堀の有名レストランであった「食い倒れ」には3つの方針があったそうです。

一つは「家族経営」、もう一つは「支店を出さない」、そして「食い倒れの人形(ブランド)を大切にする」。

大阪名物の食い倒れ人形はともかくとして、もし家族経営でなく、また支店を多数展開する経営を行っていたら、ひょっとしたら経営危機に陥っていた可能性も無きにしもあらず、という気がするのです。

少なくとも、財産を残しての悠々とした店じまいはできなかったのではないでしょうか。

「会社は大きくしなければならない」という思い込みが(かつての)私にもあり、しなくてもいい苦労を散々してきました。

これが最初から今のように「収益物件をコツコツと増やしていく」という考え方で、小さな会社を貫いていたら、今頃は資産が倍になっていたという気がしています。

30年間大きく遠回りしてきたとも言えるのですが、だからこそ人間的にも成長できたのかもしれないと、自分を慰めています。

事業や仕事的には不完全燃焼感があるので、それを今からの30年間で取り戻したいという気持ちが強くあります。

「95歳までバリバリの現役で働く」というのも、実のところ、その理由が一番大きいのではないかと思います。

「会社を大きくする」という重荷を下ろすと、気持ちも時間もカラダも楽になり、本当にやりたいことだけを追求していけるようになりました。

体調は過去最高です(注:体力ではありません)。

頭も年々良くなっていく感じがします。

80歳代になってから韓国語と中国語をマスターし、現地でそれぞれの言葉で講演した人を知っています(その人の専門は児童福祉で、106歳で亡くなられました)。

そういう先達がおられるので、悠々と自信を持って年を取っていけるのはうれしいですね。

そして私自身が後世の人たちの参考となれるような、マスターズライフを作り上げていきたいという希望もあるのです。

 

 

幸せなストーリーに乗り換える

今日はちょっとスピリチュアルな話になるかもしれません(そして理解しにくいかも)。

いま自分が生きている生活なり人生なりというのは、当たり前ですが現実にあるわけです。

ところが自分が主人公のストーリーが「今の自分」とは別のところで並行して進んでいるということを説く人もいるのです。

つまり、同時進行しているストーリーの一つを自分が選択して、今の自分が存在しているというわけです。

その選択は自分に任されていて、テレビのチャンネルのスイッチを押せば、いろんな番組の中から1つを選べるのと同じことです。

ならば自分が一番見たい番組を選べばいいだけの話なのに、案外そうしていない場合も多いのです。

潜在意識に任せてしまえば、豊かで明るい未来がやってくるのは間違いがないと思います。

が、豊かで明るい未来へ進むストーリーは、実は今パラレルに同時進行しているとも考えられるのです。

潜在意識によって未来が引き寄せられるのではなく、実は同時進行している別のストーリーに乗り換えるということなのかもしれません。

同じ自分が主人公なのに、貧乏で困ったり、あるいは大富豪になったりするストーリーが同時に進んでいるのです。

病気で苦しんでいるストーリーもあれば、すべてが健康で快適に生きていくストーリーもあります。

どのストーリーを選ぶのも自由だとしたら、一番ナイスなのを選ばなきゃ損ではないですか。

「それではドラマ的に面白くないから、ちっと不幸を選んでみる」なんてヘソ曲りな人もいるかもしれませんが、ここはヤッパリ幸せ人生を選ぶのが本筋でしょう。

運命は与え合られるものではなく、実は自分で選択できるということが分かるとビックリしてしまいます。

 

 

 

プロ経営者

Aさんは独自の視点で成長株を探している、独立系証券アナリストです。

私もフィーをお支払いして、2時間ほどお話したことがあります。

Aさんいわく「伸びる会社はオーナー経営者(創業者)の確率が圧倒的に高い」とのこと。

発想力や実行力の点で、やはりサラリーマン経営者を凌駕(りょうが)するのでしょう。

創業者と聞けば、古くは松下幸之助や、京セラの稲盛和夫さんを思い浮かべます。

今ならニトリでしょうか。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いです。

ただし、創業者といえども会社を大きくしたのはいいけれど、結局は潰してしまった人も少なくありません。

この辺の選別はシビアにしなければいけないのでしょう。

創業者とは別のタイプの「プロ経営者」というのも最近増えてきました。

「プロ経営者」が経営する会社も伸びるのだそうです。

「プロ経営者」は、業績が低迷して具合が悪くなった会社に途中から入って、経営を立て直すのが任務です。

ファンドが具合の悪くなった会社の株の大半を買い(その会社とは縁もゆかりもなかった)プロ経営者を送り込んで再建し、会社の価値と株価を高めるといったケースが多く見られるようになりました。

従ってファンドは「プロ経営者」を常に探し、それをリスト化しているようです。

ユニバーサルスタジオを立て直した人や、ライ〇ップの膿(うみ)を出し切らせた人も、その見事な経営手腕で、今後も引く手あまたであるのは間違いがありません。

星野リゾートの星野さんも、旅館やホテルを再生するプロ経営者の1人と言えるかもしれません。

メガネスーパー」や「カチタス」や「スシロー」は、プロ経営者の手で業績が急回復したのですが、今なおそれらのプロ経営者がかじ取りをしているようです。

証券アナリストAさんは、そういった銘柄を選んで推奨しています。

 

 

ところ変われば品替わる

英語、ドイツ語、フランス語、中国語の4つもの言語をオンラインレッスンで勉強していると、いろんな国の状況も分ってきます。

英語はフィリピン・セブ島若い女性講師たちから習っているのですが、みんな総じてマジメです。

レッスンの前に少し雑談するのですが、相手は若いので人生経験が少なく、私とは興味があることも違い、また(こう言っては何ですが)生活レベルにも差があるので、話がちっとも盛り上がりません。

先日、レッスンのためのテキストに、会話の主人公が「埼京線で池袋まで行き、そこで地下鉄に乗り換え、会社まで1時間15分かかる」といった文章が出てきました。

テキストを作ったのは東京在住の人だと思うのですが、関西出身の私は「埼京線」なんて名前自体をほとんど聞いたことがありませんでした。

セブ島などでは通勤時間はごく短いのではないかという思い込みがあったので、「通勤時間に1時間15分もかかるなんてクレージーでしょう?」と(英語で)言ったところ、「私はジープニーを2回乗り換え、通勤に1時間半かかっている」との答えで、ビックリしてしまいました。

ジープニーとは小型簡易バスといった、東南アジア独特の乗り物です。

セブ島には電車が走っていないのですね。

ちなみにジープニーは狭いし、乗り心地も良くないので、外国人にはお勧めできないとのことでした。

話は変わるのですが、中国語のレッスンの時に出身地の話になり、中国人の講師が「私の出身地は小さな町で、人口は100万人しかいない」といった時には、思わず笑ってしまいました。

100万人といえば日本なら政令指定都市だし、ヨーロッパなら1つの国ができてもおかしくない人数です。

語学とともに文化的ギャップも楽しんでおります。

 

大ぼらの根拠

「やりたいこと」や「行きたいところ」や「なりたい自分」をまとめて「経営・人生統合計画書」に書き込んでいます。

ワードに記入しているので、追加があればその都度打ち込み、また実現すると消すのではなく、字の色を変えてそのまま置いています。

「夢」とも「目標」とも「願望」とも言えるわけですが、その大きさや難易度はバラバラ。

明日にでも実現できてしまえるようなものもあれば、この先何年かかって実現するのか分からないようなものもゴッチャになっています。

訪問したい神社のリストもズラリと書いているのですが、今年4月に行った霧島神宮3年越し、また9月の戸隠神社2年越しで実現しました。

どちらも圧巻の旅で、思い出深い「神たび」になりました。

こういった旅を、意図してもっと行こうと思うのです。

私の手帳は5年手帳なので、けっこう先の予定も書き入れることができます。

来年2020年の「旅に出る日程」を既にいくつか予定しました。

あとは神社リストから行き先を選び、周辺のホテルを予約して、手帳に書き込んでいくだけです。

こういったことは潜在意識に頼らずとも、自分の意思で実現可能です。

「経営・人生統合計画書」に大ぼらを吹いた「目標資産額」を書いたのですが、それをどのように実現させたらいいのかがサッパリ分かりません。

が、今から30年かけて実現すればいいので、焦る必要は全然ないのです。

30年もあれば相当なことができるはずです。

30歳の時の私の所有資産(ふつう30歳の人間が資産らしきものを持っている方が不思議ですが)と、その30年後の私の資産を比べると、なんと300倍になっていました。

そうするとあと30年で、今の資産を「わずか」10倍にするなんて、ムチャクチャ簡単な話ではないですか。

それが私の大ぼらの根拠といえば根拠なのであります。

 

 

続・フェイスブック

フェイスブックでたまに外国人とつながることがあります。

先方が遠慮がちに「Hello」などと打って来て、それに何らかの返答をすると、メッセージ欄で会話が続いていくことが少なくありません。

先方も、案外こちらが何国人か分からないまま「友だち申請」をしてくるようです。

ある時、ドイツ語のオンラインレッスンを受けた後に、フェイスブックに外国人からのメッセージが入ってきました。

2カ国語以上の言語を勉強している方はお分かりだと思いますが、一つの言語が邪魔して、ほかの言語が出て来ないことがあります。

私の頭の中ではドイツ語が一番幅を利かせていて、ドイツ語を勉強したあとは英語が出て来ないのです。

そこでそのメッセージにドイツ語で返事しました。

すると、しばらくして完璧なドイツ語の返事が返ってきたのです。

ビックリすると同時に「しまった!この人は私よりドイツ語がうまい」といったセコイ反応をしてしまったことを反省しております。

白人系のアメリカ人だったのですが、てっきり両親のどちらかがドイツ人だと思っていました。

「どうしてあなたはそんなにドイツ語がうまいの?」とドイツ語で訊くと「グーグルの翻訳機能を使った」とのこと。

全く違和感のないドイツ語だったので「時代はそこまで進んでいるのか!」を実感した瞬間でありました。

相手が中国語を話す人だと、こちらも中国語を使います。

この時ばかりは中国語の辞書を駆使して必死に読んだり書いたりするのですが、語学の修得には抜群に効果がありますね。

微信」という言葉が出てきたのですが、この単語は辞書で調べても全然載っていないのです。

あとで分かったのですが、どうやら中国版「LINE」のことのようでした。

これがアメリカ人だと「HANGOUT」になるということも、フェイスブックでの会話で知りました。