ところ変われば品替わる

英語、ドイツ語、フランス語、中国語の4つもの言語をオンラインレッスンで勉強していると、いろんな国の状況も分ってきます。

英語はフィリピン・セブ島若い女性講師たちから習っているのですが、みんな総じてマジメです。

レッスンの前に少し雑談するのですが、相手は若いので人生経験が少なく、私とは興味があることも違い、また(こう言っては何ですが)生活レベルにも差があるので、話がちっとも盛り上がりません。

先日、レッスンのためのテキストに、会話の主人公が「埼京線で池袋まで行き、そこで地下鉄に乗り換え、会社まで1時間15分かかる」といった文章が出てきました。

テキストを作ったのは東京在住の人だと思うのですが、関西出身の私は「埼京線」なんて名前自体をほとんど聞いたことがありませんでした。

セブ島などでは通勤時間はごく短いのではないかという思い込みがあったので、「通勤時間に1時間15分もかかるなんてクレージーでしょう?」と(英語で)言ったところ、「私はジープニーを2回乗り換え、通勤に1時間半かかっている」との答えで、ビックリしてしまいました。

ジープニーとは小型簡易バスといった、東南アジア独特の乗り物です。

セブ島には電車が走っていないのですね。

ちなみにジープニーは狭いし、乗り心地も良くないので、外国人にはお勧めできないとのことでした。

話は変わるのですが、中国語のレッスンの時に出身地の話になり、中国人の講師が「私の出身地は小さな町で、人口は100万人しかいない」といった時には、思わず笑ってしまいました。

100万人といえば日本なら政令指定都市だし、ヨーロッパなら1つの国ができてもおかしくない人数です。

語学とともに文化的ギャップも楽しんでおります。