「ダブルインカム」

不動産投資や株式投資によって、ある程度の不労所得が見込めるようになるとFIRE(早期引退)を検討する人が出てきます。

 

FIREが会社の退職を意味するのなら、まだ理解できるのですが、仕事を放棄するという意味なら、私はあまり同意できません。

 

働かない父親の背を見て、子どもはどう思うのかも疑問です。

 

私自身は自分の小さな会社を核にして、生涯働こうと思っています。

 

働かないと、多分1カ月ほどで廃人になると予想できるからです。

 

「小さな会社」などと言わず、自分1人で働いていけばいいではないかということですが、長い間、仕事の補助をしてくれる人(秘書的な存在)がまわりにおり、ちょっとしたことでも自分1人では覚束(おぼつか)ない状態なってしまっています。

 

やっぱり「社長」でないと、人生の後半戦も生きにくいのです。

 

私の若い頃にはなかったITが、急速に世の中に普及し、しかもどんどん進化していき、まわりの若い人に聞かないと、ついていけなくなっています。

 

私はパソコンまでは何とかなるのですが、スマホになると“ほぼ”お手上げです(なぜかタブレットは多少使えるのですが)。

 

経済的な余裕や、あるいは心の余裕のためにも、不労所得はゼッタイ必要ですが、「自分も働く、不動産にも働いてもらう」の「ダブルインカム」が一番いいのではないかと思うのです。

 

また私の場合、「働く」の中に肉体労働が結構含まれており、自分の手でコインパーキングを掃除して回っている間は、当社は大丈夫かなと思っております。