経済的な基盤や蓄財がない老後は、かなり苦しいし、悲惨です。
アリとキリギリスではないけれど、若い時の努力が晩年に報われるということは大いにあるはずです。
懸命に働き、また自分が持つスキルを磨き、より一層高いレベルで働くという努力は決して欠かすべきではありません。
ただし将来、それだけでは“やや”不安で、若い時から不労所得の基(もと)をコツコツと築き上げていくべきだと思うのです。
不労所得というからには、キャピタルゲインではなくインカムゲインであるべきですが、そうすると株よりも不動産のほうが適しているように思います。
不動産投資は「時間を味方にする」ことがとても大切で、お金をためて、できるだけ借入れを少なくして、時間をかけてコツコツと物件を増やしていくのが一番です。
たまにサラリーマン投資家が不動産投資に成功して(成功したと勘違いして)仕事をやめてしまうことがあります。
私の長年の観察と経験から言うならば、これはやっぱり間違いで、「自分も働き、不動産にも働いてもらう」が正解だと思うのです。
仮に働かなくても経済的には大丈夫だとしても、子供は親の背中を見ています。
働かない父親など尊敬できないと思うのです。
経済的に余裕が出ると、精神的にも仕事的にも余裕が出てきます。
以前に会社の既存事業から撤退したことがあるのですが、この時もコインパーキングでの安定収入があったおかげで、決断ができたという経験があります。