『現役87歳トレーダー』(藤本茂・ダイヤモンド社・1,600円)という本を読みました。
著者は文字通り87歳の株のデイトレーダーです。
3台のディスプレイ画面を駆使し(もう1台買おうかと思っているそうです)、記録をノートにびっしり書き込み、それらを見ただけで脳が最高のパフォーマンスをしていることが分かります。
資産は18億円とのこと。
ただし儲けたお金で贅沢しようなどという気持ちは全くなく、ただ単に「面白い」からやっているようです。
著者の経歴も書かれていましたが、やっぱり商才がありました。
高校を出て、ペットショップで働き、独立。
自分のペットショップ店は繁盛していたのですが、第1次ペットブームが終焉に向かうと、次第に業績が下がり始めました。
そんな時に、隣にビルを建てるので土地を売ってもらえないかという話が入り「渡りに船」で売り渡したとのこと。
また雀荘を始めたときは、昼は学生、夜はサラリーマンで大繁盛し、お客さんが入りきれなくなり、まわりでもう2店舗つくったそうです。
その3店舗を合わせて買いたいという、今でいうM&Aのような申し入れがあり、いい値段で売却しました。
商才だけでなく、運もとても良く、そんな人が株でも大成功しているわけです。
私は「95歳までバリバリの現役」を目指していますが、大いに参考になり、また刺激にもなりました。