語学を学ぶとき、独学はともかくとして、先生との相性が極めて大事だということが、10年間オンラインレッスンを受けてきて、よくわかりました。
教え方や性格や知的内容がリスペクトできないと、なかなか本気で学ぶ気になりません。
予習で30分、本番で30分の計1時間をレッスンに費やすのですが、言い換えれば1時間のあいだ机の前から動けないわけで、最近これが苦痛に感じるようになってきました。
従って相性の悪い先生だと、気持ちが持たないのです。
レッスン中に「あっ、まだ5分しかたっていない」などと思っていては、楽しいはずがありません。
フランス語で6年近く受講している(30歳前後の)フランス人女性の先生がいます。
日本語を勉強するため、コメダ珈琲でアルバイトしていたそうです。
日本に来てからヨガやダンスの教室に通い、そこで友達もできるし、なかなか日本の生活をエンジョイしているように見受けられました。
私はいつも画面を通してだけで、リアルに会ったことはなかったのですが、心が通じ合う「友」でありました。
その彼女がフランスへ帰ることになり、レッスンを受けることができなくなったのです。
実際のところ、かなりのショックを受けました。
ただ、メールアドレスを教えてもらったので、またいつの日にか、フランスで彼女に会おうと思っています。