アマチュアのスポーツチームだと、監督あるいはコーチによって、その戦績が随分と違ってきます。
名もなき地方のチームが、全国に名をはせる場合がありますが、そこには間違いなく卓越した監督なりコーチがいるはずです。
甲子園に出場した球児のうち、プロに行けるのは確か1.7%だったと思います。
その超優秀な選手が集まったプロ野球チームでも、ずばり監督によって成績が変わります。
阪神タイガーズだって、もし岡田監督でなければ優勝はせず、ひょっとしたらBクラスをさまよっていたかもしれません。
中小企業であれば社長がすべて。
ましてや創業者の場合は業績の99%が社長によって決まります。
あとの1%だって、突き詰めれば社長の責任で、良きも悪しきもすべて社長に帰すのではないでしょうか。
大手上場企業であっても、時たま卓越した経営者が出現し、低迷していた業績を一気に引き上げることがあります。
サラリーマン社長の場合は、前任者の路線をひっくり返すことは、普通は難しいかもしれません。
業績低迷や倒産の危機に際し、ずっと傍流を歩いていた人が、むりやり本社に戻されて社長に就任した場合などは、案外うまくいくケースが多いように思います。
最近は外部からプロ経営者を引っ張ってくることも少なくありません。
中には外人もいて、伝統ある日本企業のはずなのに、まるで外資系企業のようになることがあります。
スポーツや経営には技術的なコツもあると思いますが、繁栄をもたらす(その根本の)考え方がとても大事だという気がします。
その「繁栄マインド」を人生の後半戦で研究していこうと思うのです。