「幸せな家庭は同じように幸福だが、不幸な家庭はさまざまに不幸だ」というのはトルストイの言葉です。
この言葉は「健康」にもそのまま当てはまり、「健康な人は同じように健康だが、病人はさまざまな病気になっている」わけです。
仕事人間だった私にも経験があるのですが、カラダが悲鳴を上げているのにも気づかず、あるいは気づかないふりをして、休みも取らずに仕事ばかりすることがあります。
内心それがカッコいいと思っている面もあるのです。
しかしそんなことがいつまでも続くわけがなく、自分のカラダの一番弱いところから異変が出てきます。
たまに何の異変も出ずに頑張れる人もいるのですが、それはそれで早死にしたりするのです。
30代の同窓会では、大手上場企業に勤める人たちが幅を利かしているけれど、60歳前になると、そういった人たちは影を薄めている、と書いていた本もあります。
本を読んでいて、何人もの人が「60代の仕事が最高だった」と書いていました。
私自身の体験でも、還暦前後から急に仕事が整い始め、過去最高のパフォーマンスを更新しています。
あれほど頑張った30代、40代などは、今から思えば空回りばかりしていました。
20代などはムダばかりで、今もし20代に戻るなら、仕事も勉強も倍の成果を上げているに違いありません。
だが私は(今からまだ)少なくとも20年の黄金時間を持っています(と、勝手に考えています)。
成果もモチロン求めていきますが、それ以上に(仕事や勉強を)存分に楽しんでいこうと思っています。