時代の分岐点、1989年

歴史の分岐点というのは、その時にはピンと来ないのですが、あとから「あそこから時代が大きく変わった」ということに気がつきます。

 

1989年というのがまさにその分岐点でした。

 

日本では各界の最高峰にいる人たちが亡くなりました。

 

まず昭和天皇が1月に亡くなり、元号が昭和から平成に変わりました。

 

昭和という時代は、その中身がてんこ盛りになっていて、後世、日本史の教科書でも外せない時代であるのは間違いありません。

 

軍事的に世界一になったり、経済的に世界一になったりしました。

 

もっとも敗戦ですべてを失ったり、バブル崩壊で、その後「失われた30年」をもたらしたりもしています。

 

1989年2月には手塚治虫が、4月には松下幸之助が、6月には美空ひばりが亡くなっています。

 

それぞれの分野で、超一流のトップの人物が、2か月ごとに亡くなっているのです。

 

日本経済はバブル絶頂期で、不動産業の私は仕事が忙しく、あまりその時の記憶がありません。

 

ちなみにバブルは1989年の末から崩壊しました(株価は1990年から下落しています)。

 

世界に目を向けても、6月4日に中国で天安門事件が起こりました。

 

11月9日にはベルリンの壁が文字通り崩壊。

 

これらも後世の世界史の教科書にはゼッタイ出て来る事件だと思います。