羽織袴を上手く着るコツは「見えないところは大胆に、見えるところはていねいに」ということではないかと思います。
伊勢神宮参拝の折に、7か月ぶりに羽織袴を着たのですが、比較的スムーズに(途中、忘れることなく)最後までちゃんと着ることができました。
もう手が覚えたようで、自転車と一緒で一度乗れれば、あとは一生乗れるのと同じことなのかもしれません。
羽織袴だからと言って、あまり堅苦しく考えることはなく、要は洋服と同じように取り扱っていけばいいのだと思います。
家では着物用のハンガーにかけています。
ただしそれを折りたたむことは私にはムリで、プロや極めて着物になれた人しかできない技でもあります。
着物は暑くなると着ることができないので、4月ごろ最後に着た後、専門店にクリーニングを依頼します。
そしてまた寒くなる11月ごろから着だすということになります。
羽織袴を着ると、最初は自意識過剰で「人の目」が気になります。
誰も見ていないのに「見られていること」に気疲れしたりします。
何度も着ていると、そういったことも含めて着慣れしてくるわけです。
せっかく自分で羽織袴を着ることができるのに、それを着ていく場所があまりないというのが残念でもあります。