70代のテーマは「愛嬌」

朝起きたとき、神さまから与えられた体と時間に感謝し、有効に活用していこうといつも思います。

 

心臓や胃腸や手足に感謝。

 

自分のまわりの人たちにも感謝して接しようと思います。

 

単なるお題目ではなく、本音のところでそう思えるのは「老人力」のたまもので、まこと長生きはするものであります。

 

何事に対してもソコソコ頑張ってきた私に足らないものが「愛嬌」。

 

「愛」とか「嬌」とかいうのは、今までの私には無縁で、ほとんど興味がありませんでした。

 

しかし70代のモットーは「愛嬌」です。

 

頑固で孤高の年配男性では自分もツライし、まわりもシンドイのです。

 

私は仕事の話や教養ある話はできるのですが、世間話がほとんどできません。

 

よく女性どうしが道でバッタリ出会い、そのまま「とりとめのない」話題で20分間ほど立ち話していたり、全く面識のない女性どうしがエレベータの中で会話を弾ませたりするのを見たりするのですが、そんなことは私には逆立ちしてもできません。

 

したがってそのコミュニケーション力(りょく)はリスペクトの対象で、うらやましい限りです。

 

他人と気軽に接することができないのは、やはり気持ちのどこかに「俺はエライ人間なんだ」という心のバリアがあるからだと思うのです。

 

今の私にとって「愛嬌」は壮大で野心的な挑戦。

 

その挑戦は来年の70歳から始まるのですが、さっそく今日あたりから足慣らししようと思っています。