収益物件専門の保険屋さんが書いた本を読みました。
保険全般を取り扱うのではなく、収益物件に特化した保険業務を行うことで、紹介客が多くなり、より専門的なノウハウが蓄積され、またそれがすぐに実務に活かされるように思います。
この著者の経験上、利回りの高い物件は事故率も高いのだそうです。
古い物件は利回りが高いことが多いので、そういった理由なのかもしれません。
また不動産の「当たり屋」のようなものも実際に存在し、自主管理の築古の物件を狙ってくるのだそうです。
具体的には入居後、いろいろと難癖をつけてカネを要求する手口だそうです。
また都道府県によって、保険料率が違うというのも知りませんでした。
ニッチな分野でトップを狙うというのは、ビジネスの方向として正しいと思うのです。
自分が得意とする分野に絞り、最先端の知識と技術を磨いていくというのは、やりがいもあるし、また収益的にも悪くないような気がします。
なにより顧客にとっても「任せて安心」です。
手を広げて売る上げを伸ばそうとすると、どうしてもそれに比例してトラブルも多くなります。
人手もいるし、人の管理だけでも大変になってきます。
「売上減の利益増」が目指すべき方向で、もっと言えば「税引き後利益」が大事で、さらに言えば「フリーキャッシュフロー」を最高にすべきだと思うのです。