ある銀行の支店長によると、晩年にいくら資産があっても毎月の収入のない人は不幸感が強いのだそうです。
そういう意味では「ストックのフロー化」、つまり資産からいかに収入を生み出していくかの仕組み作りが大切になってきます。
毎月生み出される収入を(自分のために)使ってもいいし、使わずに次の収益物件の購入のために貯めておくというのもアリです。
私はいつ死んでも悔いがないように、適当に贅沢しているのですが、基本的には次に向けての貯金に励んでいます。
そうすると変な誘惑に引っかかることもありません。
ふとした油断から莫大な無駄金を使ったり、サギっぽい話に乗ったりしなくてすみます。
近くの新築分譲マンションに1LDKの部屋があったので、2室を契約しました。
今までのマンション相場や、予想利回りが当てはまらないぐらい高い物件だったのですが、目をつぶって買いました。
契約をしたものの引き渡しは2年半後になります。
いま仮にそのお金があるとしても、途中で使ってしまい、2年半後に手元にあるかどうかが分かりません。
そこでどうしたかというと、マンション価格分だけ株を買いました。
2年半後の決済時にその株を売って、マンション代金に充てる目論見です。
むろん、その時点で株が下がっていることも考えられますが、ひょっとしたら上がっているかもしれず、株の値上がり値下がりは今の時点では考えないことにしました。
配当利回りが5%なんていう株もあることを知り、そうすると不動産より株を買った方が、よほど有利な投資ではないかと、あとから気がついたりしています。