テレビをやめて本を読む

本を読まない経営者も多くいて、またその中には非常に経営が上手な人も少なくありません。

 

そんな人でも何故か「本は読むべきものだ」と思っている節があり、「月に何冊本を読んでいますか?」と聞くと、ゼロとは答えにくいようで、お茶を濁されることがよくあります。

 

私が今まで出会った経営者の中で尊敬できる人は、すべて本をよく読まれる方たちばかりでした。

 

これは学歴に関係がなく、中には小学校卒の方もおられたのですが、やはり本をよく読んでいると全体から知的なオーラが感じられました。

 

今は本が売れない時代で、仮に1万冊でも売れればベストセラーの部類に入ります。

 

本が1万冊売れるということは、1万人の人が読むということですが、日本の人口はざっと1億人なので、1万人に1人しかその本を読んでいないということになります。

 

つまり、たった1冊本を読むだけで、1万人が知らないことを知ったことになるわけで、普通に考えても「圧勝」じゃないですか。

 

これが1冊だけでなく、3冊、5冊、10冊、30冊と読んでいけば、どう考えても人生に勝利するしかないのです。

 

本を読むと「情報」、「知識」、「智恵」、「胆力」が得られます。

 

頭への栄養だけでなく、魂にも栄養が行きわたります。

 

仕事が忙しいと、なかなか本を読む時間がないのは事実です。

 

私は夜の3時間を読書タイムと決め、食事が終わるとサッサと書斎に入って本を読みます。

 

それがそんなに難しいことかと言えば、全然そんなことはなく、要はテレビを見る時間に本を読めばいいだけの話です。

 

今はあまりアルコールを飲まないのですが、酒に酔っている時間がモッタイないという気もします。

 

生活をシンプルライフに変えていくと、けっこう時間が生み出されます。

 

その分、読書すれば「コストゼロで大儲け」なのであります。