「ヨコ勉」快調

技術系や理数系の本は、たいていが横書きです。

そしてまた私は、そういった分野がかなり苦手なのです。

「ちょっと勉強しなければ」などという、やや義務感を帯びた気持ちで、そういった本を購入するのですが、やっぱり買っただけで読まないのです。

そんな本で書斎の本棚がいっぱいになってきました。

いわば「不良在庫」です。

不良在庫で本棚が埋まってしまうと、書斎そのものが息苦しくなってくるのです。

横書きの本に限らず「多分もう読まない」傾向の本に「ヨコ勉」を応用してみることにしました。

「ヨコ勉」には「わかっても、わからなくても」とにかくページをドンドン捲(めく)っていくという特徴があります。

そんな読み方でも、本1冊を読み終えると、何となくそのテーマの全体像が見えてきたりするのです。

例えば「不動産の税金」がテーマの場合、1冊読み終えると「なんだ、ややこしそうに思っていたけれど、これだけのことだったのか」と思ったりするわけです。

あとは本当に必要なところだけを詳しく掘り下げればいいだけの話であります。

不動産の税金など、実務的に関連しているのは、せいぜい2,3種類の税金であることがほとんどです。

例え1冊目でチンプンカンプンであっても、同じテーマの本を3冊も読めば何となくわかってくるし、5冊も読めばかなり理解できてくるはずであります。

ついでに100冊ほど読んでみれば、そのテーマについてはほとんど専門家レベルになるのではないかと思うのです。

ヨコ勉でバッサバッサと本をなで斬りにしていくのは快感でもあります。

*ある日の「ヨコ勉の成果」

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