『ゆっくり動けば人生がすべてうまくいく』という題名の本がありました。
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その本の内容は忘れたのですが、題名だけは鮮明に頭に残っています。
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せかせか歩くと、もうそれだけで心にゆとりがなくなります。
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私も若い時は歩くのが早かったのですが、ゆっくり歩く今の方が数段充実した毎日を送っています。
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早く歩くことだけに気が取られると、アイデアなど浮かぶはずもありません。
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早口もよくないのです。
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相手に通じるように、ゆっくりと「正しい日本語」を使って話すと、もうそれだけで人間的な格が数段上がってしまいます。
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字だってゆっくり書けばいいのです。
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ゆっくり丁寧に書いていると、必ず字は上達します。
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ローンや入居の申込書を、書きなぐりしたような字で書く人は滞納の確率が高いと言われていますが、本当だと思います。
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ゆっくり食べるのもとても大事。
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ゆっくり食べるだけで、病気や肥満の原因の半分は、取り除かれるのではないかと思います。
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富裕層になる人の運転は間違いなく安全運転。
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これは数十年観察してきて、1件の例外もなかったように思います。
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ゆっくり走る安全運転は、豊かな「安心人生」そのものです。
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「ゆっくり寝る」なんていうのも“なかなか”いいのです。
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タップリ睡眠時間を取ること自体が幸せだし、それはそのまま仕事への効率や、体や頭の健康につながっていきます。
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「ゆっくり財を成していく」というのも悪くないのです。
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財産をこしらえるのに急ぎ過ぎる人は、たいてい途中で失敗しています。
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一つだけ速い方がいいものがあるとしたら、それは読書。
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長年の修行で(というかクセで)本だけはゆっくり読めないのです。