大山祇神社へのクルマ旅 その3

しまなみ海道ではいくつもの島を結んで、本州から四国に橋が架かっています。

その島の一つに大山祇(おおやまつみ)神社があります。

村上水軍記念館にも行ってきました。

水軍といえばカッコいいのですが、海賊とも呼ばれていました。

海賊だから船を襲うことばかりしていたのかと言えばそうでもなく、瀬戸内海を通る船から通行料を取り、航海の安全を保障するというビジネスモデルであります。

しまなみ海道の島出身の、大学の後輩(女子)から聞いた話ですが、島の学校ではクラスメイトの半分以上が「村上」姓だったそうです。

ちなみに彼女は都会に憧れて関西に出てきたのに、間違って三田(さんだ)にある学部に入学してしまい、思っていたイメージと違い、入学早々「号泣した」との話には大笑いしてしまいました。

さて、宿泊は四国側に渡った今治のホテルを予約しました。

そのホテルの建物は四国で4番目に背が高く、市内のいたるところから見えるようで、街のシンボルでもあります。

かなり(頑張った)贅沢なつくりで、一体どこが建てたのかと思ったら造船会社でした。

尾道(おのみち)でも造船会社がつくった豪勢なホテルに泊まったことがあります。

今治は造船とタオルが2大産業なのかもしれません。

(決して今治の悪口を言うのではありませんが)街を走っていて「どうして地方都市はダサいのか?」の疑問が解けました。

要は「あか抜けた」お店がないのです。

これではノウハウが蓄積された全国チェーン店に負けてしまうはずです。

「チャーミングなお店は街の魅力そのもの」ということに気がつきました。