老後への努力

スマホのお世話には“ほとんど”なっていません。

と言うかスマホを使えないと言った方が正しいかもしれません。

最近は電話自体をすることも滅多になく、せいぜい月に3回ほどの通話がある程度です。

「それで仕事が成り立つのか?」という疑問は当然あるのですが、なんとかビジネス生活は送れています。

スマホで決済する方法が未だに分からず、もう3年もすれば完全キャッシュレス時代になり、社会生活すらできないのではないかと危機感を深めております。

スマホ決済が一番進んでいるのは中国ですが、いま仮に中国へ一人旅行に行ったなら、買い物やタクシーへの支払いができず、旅行自体が成り立たないのではないかと危惧しています。

(中国は偽札が多かったから、逆にキャッシュレスが進んだという側面もありますが)

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年を重ねるにつれ、時代や世の中から取り残される懸念が大きくなります。

仕事から離れ、友人がいなくなり、家族自体も小さくなっていきます。

学生時代の友人ひとつ取っても、自分が頑張り続けていると、頑張らない友人とは話が合わなくなっていきます。

仕事一筋で来た社長などは(意外というか、やっぱりと言うか)友だちが一人もいないことが多いのです。

しかも趣味がない人も少なくなく、そうすると一生会社にしがみ付いていなければ自分の存在場所や存在理由すら見いだせないのです。

いい体調やシャープな頭脳を維持し、仕事や趣味を楽しみ、安定した収入を確保し、いい仲間との交友を楽しむためには、まだ元気なうちからそのための努力をしていかなければなりません。

努力なしで、勝手にいい晩年が来ることはないのです。