得意なことに絞る

ある本を読んでいて、次のような文章に出会いました。

なぜ、アップルにデジタルカメラがないのか?

なぜ、スターバックスに、ホットドッグがないのか?

なぜ、グーグルのトップページには検索窓しかないのか?

なぜ、無印良品に、カラフルな洋服がないのか?

なぜ、ジャニーズ事務所に、女性アイドルがいないのか?

要は、それぞれ事業を絞り「やらないこと」を決めているわけです。

「あれもこれも」と言うと、結局虻蜂(あぶはち)取らずで、何もできないことになってしまいます。

小さな本体で、自分が本当に好きなことや得意なことに「やるべきこと」を絞るべきだと思っています。

長い間「会社は大きくしなければならない」という思い込みに囚(とら)われていました。

若い頃、ある経営コンサルタントからの「君は見込みがあるから、まずは社員100人の会社にすべきだ」という煽て(おだて)に乗り、バブルの崩壊とともに塗炭の苦しみを味わいました。

本来の仕事に打ち込むべきエネルギーを、社内の人間関係に消費してしまうことも少なくありませんでした。

若い頃から、少人数で、収益物件をコツコツと少しずつ増やしていくやり方を取っていたなら、今頃は資産が倍になっていたかもしれません。

今の私の基本方針は「小さな本体」、「無借金」、「インカムゲイン」の3つです。

これは今後もブレないはずです。