商売を始めた人はお分かりだと思うのですが、長時間労働で懸命に働いているのに、ちっとも儲からない、もしくはお金が残らないといった時期が結構長くあるように思うのです。
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いわば「1人ブラック企業」のようなもので、「いつになったら楽になるのだろう?」と思うのですが、幸か不幸か、そんな不安もかき消されてしまうほど忙しいわけです。
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しかしながら「石の上にも3年」とはよく言ったもので、3年経ったあたりから「あれっ?なんか少し状況が違ってきたのでは?」と、経営がちょっと安定しだします。
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経営がうまく行きだしたら、今度はまた別の試練が待っていて、それは「奢り、油断、飽き」なのであります。
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一生懸命頑張っている姿に、天も人も味方になってくれているのに、傲慢になった途端に、さっと誰もまわりからいなくなってしまうのです。
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逆の立場に立てば、自分だって離れていくはずです。
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驕りや見栄を持った人は必ず失敗します。
経営者なら倒産です。
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私も反省をいくつも重ね、今はシンプルライフを目指しています。
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生活も経営もシンプルです。
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シンプルライフには「素直さ」が欠かせません。
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自分の強欲や、まわりの雑音に振り回されることなく、自分が納得できることだけをやっていくのは快感でもあります。
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自分が納得できることは、自分が好きで得意とする分野に限られてきます。
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「やりたいこと」をやっていける人生が、幸せでないはずがないのです。
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シンプルライフは場を整えるところから始まります。
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従って会社も自宅も「相変わらず」キレイに片付いています。