仕事をしないとダメになる

今回の東京クルマ旅の最大の収穫は「シンプルラ
イフに戻ろう!」というものでした。

とにかく余計なことに時間が取られ過ぎているの
です。

シンプルライフにすると、時間だけでなく、お金
も労力も少なくてすみます。

余計なことをどうしてしなければならなくなるか
と言うと、原因は「見栄」と「思い込み」にある
のではないかと思います。

ムリをしてまでやらなくていいのに、見栄がある
から止(や)められないといったことは少なくな
いのではないでしょうか。

私自身のことを考えても、今は若い頃よりも自信
も(多少の)資産も持っているので、見栄を張る
必要がないのです。

自分を少しでも大きく見せたいといった気持ちは
今は全くありません。

会社では「やらなくてもいいこと」を社員が一生
懸命やっていることがあります。

小さな会社なら社長の一存で止めてしまうことが
できますが、大きな会社や役所だとその仕事を廃
止すると、それをやっている人の存在意義がなく
なるために、やめられないといったことも実際あ
るように感じます。

会社に溜まったモノを捨てると、当然ながらスペ
ースがスッキリし、みんなの「やる気」が向上し
ます。

これを推し進めていくと、最終的には「不要な人
材」の問題が見えてくるのです。

ここは極めて重要かつ微妙なところなので、簡単
には対処できません。

私もサラリーマンの経験がありますが、営業部で
は元気で頑張っていたのですが、3年目に本社へ
と配置転換になりました。

そこが実にヒマなところで、課自体も不要でした
が、私自身も「不要人材」であったのは間違いが
ありません。

ヒマだと人間自体がダメになってしまうのだとい
うことがよく分かりました。

私は仕事をしないと2週間で廃人になることが分
かっているので、今の小さな会社を死守するのみ
であります。