昔の「サザエさん」から、えり抜いたものを集め
た本を読みました。
ところが、笑いの観点が今と違うのかもしれず、
あまり面白くなかったのです。
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サザエさんは昭和の匂いがプンプンするマンガな
ので、その頃のことがよくわかります。
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中高年の男性が店員に対し、エラそうな口の利き
方をしていました。
「地震、カミナリ、火事、オヤジ」がまだ立派に
通用していた時代なのかもしれません。
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ビックリしたのが、覚せい剤が薬局で普通に売ら
れていたことです。
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マンガでは、あるオジさんが徹夜して頑張らなけ
ればならないことがあるので、薬局で覚せい剤を
求めたところ、間違って睡眠剤を買ってしまい、
ぐっすりと夜中じゅう寝てしまったという筋書き
でした。
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話が脱線しますが、私は一度覚せい剤中毒の人を
見たことがあります。
実年齢は40歳ぐらいのはずなのに、60代後半に見
えました。
それだけカラダを蝕(むしば)んでいるということな
のでしょう(その後その人は警察に捕まりました)。
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話を戻します。
明治時代や大正時代や昭和初期の時代の雰囲気を
知りたかったら、その時代の小説を読んでみたら
いいということに気づきました。
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私は小説を今はほとんど読まないのですが、時代
背景を知る必要がある時には、その手を使ってみ
ようと思います。
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歴史もののマンガからは、随分学ぶことがありま
した。
中国古代史や日本の戦国時代や新選組などは、
マンガで知識の幅を広げました(それも大幅に)。
マンガはピンキリで、つまらないものは実につま
らないのですが、面白いのはトコトン面白いのです。