商売柄「プロの不動産投資家」を何人も知ってい
ます。
皆さんそれで飯を食っているわけで、勉強熱心だ
し、仕事熱心です。
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一方「兼業投資家」というのも『金持ち父さん、
貧乏父さん』以来、一種のブームとなっています。
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一度「兼業投資家」の勉強会(情報交換会)に出
たことがあります。
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が、プロの投資家のレベルを知っている私から見
れば、小学生ぐらいのレベルに感じ、またその
貧乏くさい波動に耐えられず、早々に退散した経験
があります。
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「兼業投資家」のほとんどの人は、「かぼちゃの
馬車」で有名になったS銀行から借入れを行って
いました。
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3.7%の利息で、3年間は契約解除ができないとの
話でした。
利回りの良い投資物件は、そんなにはないはずで、
3.7%もの高利息だと、ほとんどキャッシュが手元
に残らないのではないかと感じました。
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あるいは、とにかく高利回りの物件を確保しなけ
ればならないということで、質の悪いものを購入
せざるを得なかったというケースも考えられます。
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質の悪い物件を購入すると、あとあと補修費用に
追われたり、空室リスクが高くなったりします。
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年収1,000万円以上で上場企業に勤める人や、
公務員や医師などの属性の良い人たちは、安易に
借り入れができました(少なくとも今までは)。
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これらの人たちの中には「属性の良さで銀行から
信用されている」という一種の奢りや油断で、
見境もなく物件を腹いっぱい購入した人たちも
います。
腹いっぱいは危険いっぱいでもあります。
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不動産投資にのめり込む前に「本業を頑張る」と
いうのが筋だと思います。
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また、できるだけ借入れなしで買うために、
時間をかけて貯金していきたいとも思うのです。
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その間に投資のことをシッカリ勉強していくと
いうのが、ごく真っ当なやり方ではないかと、
私自身は思っています。