惜しげもなくお金を使う

経営コンサルタントの方とのお話の続きです。

優秀な会社は、常に機械類を最新のものに買い替えていることが多いのだそうです。
「惜しげもなく」お金を投じているといった表現がピッタリとのこと。

一方、一度購入した機械を徹底的に手入れし、長持ちさせて「減価償却後に利益を出す」と考える会社もあります。
それはそれぞれの会社の「やり方」の違いであって、どちらが正解ということではないと思います。
が、前者は「発展」、後者は「安定」といった傾向はあるように思います。

例えば貸ビル業を営んでいる会社の場合、日々の清掃が行き届いていることはモチロンのこと、内装や設備など、少し古くなると惜しげもなく新しいものに換えていっているのだそうです。
そうすればそのビルで働いている人たちも気持ちがいいし、テナントの流出を防ぐという意味合いも出てきます。
仮に空き室が出ても、すぐに新しいテナントが決まるに違いありません。

私の体験上、会社の運気を上げる方法は「モノを捨てる」ことだと分かっているのですが、惜しげもなく「より良いモノ」に替えていくことにまでは考えが及びませんでした。
税金で取られるぐらいなら、「惜しげもなく」仕事環境を良くしていく方がいいのかもしれません。

神棚を祀り、オフィスをピカピカに掃除し、新しい道具や機械をそろえて前向きに取り組んでいくならば、繁栄しない方が不思議なぐらいです。
やっぱり神さまが好んで来てくださる「場」を整えることが第一です。
場さえ整えれば、繁栄は勝手にやって来ると思うのです。

スッキリした会社やオフィスには、不良在庫が発生する余地がありません。
ゴチャゴチャした環境にいるから頭もゴチャゴチャし、余計な在庫を積み重ねていくのに違いありません。

不良取引先というのもあるのです。
無理難題でスタッフをヘトヘトにさせたり、焦げ付きを起こしたりするのが不良取引先です。
職場環境が整ってくると、そういった不良取引先(もしくは不良取引先「候補」)は、最初から何となく波動が合わないものだから、近づいてこないし、仮に近づいてもすぐに離れていってしまいます。