ちっちゃな喜びをつないでいく

毎日、ウェブレッスンを受け、本を数冊読んでいけることが、どれだけ幸せかを“しみじみ”と感じています。
もっと言えば、普通に食事をし、普通にお風呂にはいれることが、どれだけ有難いかということも、阪神大震災を通じて体験済みです。
段々と生活や仕事や人生そのものがシンプルになってきて、ごく小さなことでも感謝したり、感動したりすることができるようになってきました。

阪神タイガーズが勝っただけで心が高揚し、まるで空を飛んでいるような気持になる人が、私のまわりにも何人かいます。
私にもそんな体験をする要素がいくつかあります。
まずは株価が上がるとルンルンになります。
大相撲の宇良関が勝つと、次の日は1日ハッピー状態になります。
コインパーキングの売上げが好調だと、すべてに寛容になる自分がいます。

読書タイムにたくさんの本が読めた時も、かなりうれしいのです。
いったん読んだ本を会社に持っていくのですが、本で重くなったカバンと反比例して心は軽いのです。
ウェブレッスンは1対1の語学学習ですが、私自身の調子がよく、先生の調子もいい時は、極めて充実したレッスンになります。
そんな時もやっぱりハッピー。

人生はそんなに劇的にうれしいことばかりが起こるわけではなく、小さなことをいくつも喜べる自分でありたいと思っています。
世の中には「幸せになる達人」という人たちが間違いなくおり、それは持って生まれた「才能」だったり、また努力や工夫によって後天的に獲得した「徳」であったりします。
自分も「幸せになる達人」になりたいと思うのです。

私も「大風呂敷」の大きな夢や目標を持っているのですが、毎日の生活はドンドン簡素化していこうと思っています。
シンプルライフがベストです。
必要以上のものを持っていても邪魔になるだけです。
仕事も趣味も手を広げていくのではなく、既存のものを深堀していくのが、今の自分には一番適しているように感じます。

私も若い頃経験がありますが、仕事ばかりに打ち込んでいると、忙しくてお金を使っている暇がないのです。
仕事をすると普通はお金が入って来るし、使う時間がないとすれば貯まる一方です。
が、仕事で失敗し、そのお金がゴソッと出ていくことも少なくありません。
バブルが崩壊したあと「バブルであれだけ儲けて持っていたお金は一体どこに消えてしまったのだ?」と狼狽した覚えがあります。
シンプルライフの場合は、経済的には大きな波はないように感じます。