ゴールデンウィーク

ゴールデンウィーク中は長期の休みを取っています。
が、別に海外旅行をするわけでもなく、家で仕事か勉強をしています。
昨日、普段は時間の関係で出来ない外回りの掃除をしたら、結局掃除に4時間かかりました。
せっかくの休みなので、思いっきり本を読もうと思っていたのですが、掃除に時間を費やしてしまい、なかなか読書にまでたどり着きませんでした。

不動産業界の新聞に「駅前不動産奮闘記」というコラムを20年間書き続けてきたのですが、この原稿書きは“まとまった”時間がないと出来ません。
従ってゴールデンウィーク中に書きだめしようと予定していました。
ゴールデンウィークに入ってすぐに、半日かけて原稿3本分を書きました。
原稿3本分を書くとヘトヘトになります。

ところがそこで何と「(原稿を掲載する)新聞が廃刊になる」とのメールが入ってきたのです。
もう少し早くメールをもらっていたら、ヘトヘトになることはなかったのですが…。
が、すぐに「これからは、もう書かなくてもいいのだ」という気持ちが湧き上がってきました。
何だか解放された気分になったのです。

新聞が廃刊になるというようなことがなければ、私のことだからもう10年は書き続けていたはずです(ひょっとしたら20年かも)。
まさか新聞が廃刊になるなんて思いもしませんでした(完全に想定外です)。
私は即座に「これは神さまが次のステップに進むために与えて下さったチャンスなのだ」と理解しました。

もう書かなくていいと分かってから初めて、この20年間原稿書きに膨大な時間とエネルギーを費やして来たことに気がついたのです。
状況が変わらなければ、多分そのことには気がつかなかったと思います。
原稿を書く必要がなくなり、おかげで週に半日分(の原稿書きの時間)をフリーに使える権利を得たというわけです。
今の「時間足りない状況」においては、これは本当に助かることなのです。

ゴールデンウィークの内、半分くらいはウェブレッスンもお休みです。
ウェブレッスンがない分、ネットや本で英語を自習しようと思っていたのですが、これがなぜか全然できないのですね。
ウェブレッスンを予約しておれば、有無を言わさずその時間は勉強せざるを得ないのですが、自習時間にしていると、結局勉強せずに何か他のことで時間が潰れてしまうのです。

サボっているわけではないのですが、なぜかそうなるのです。
自分一人でできると思っていることが案外できないということなのでしょう。
「自律」では難しいがゆえに、お金を払って「他律」に頼るというのは、語学に限らず、いろんなことで見られる現象ではないかと思います。