「やらないことリスト」

ある成功している個人投資家から「やりたいことリスト」のお話をお聞きし、これは真似する価値がありそうだと思いました。
その人はエクセルで書いていっているのですが、私は試行錯誤の結果「京大カード」を使うことにしました。
「やりたいことリスト」の中には「行きたいところリスト」も当然入っているのですが、この実現率は相当高いのです。

というより、あまりにアッサリと予定でき、また実現していくものだから、大多数の「行きたいところリスト」は来年以降に回さざるを得なくなりました。
つまり、今年の予定は年末まですべて決定済みというわけです。

「やりたいことリスト」の威力は十分に分かったのですが、案外「やらないことリスト」を書く方がもっと大切かもしれないと感じ出しました。
「やらないこと」を書いていけば、自ずと「やるべきこと」がハッキリしてくるからです。
「やってはいけないこと」をやり続けていることで、運気を逃し、本来の実力を大いに阻害していることが少なくないと思うのです。

まだ本格的に「やらないリスト」を作ったわけではないのですが、ちょっと考えてみたいと思います。
私の本業は不動産業ですが、昔から建築には手を出さずに来ました。
これは大正解だったと思います。
業務を建築にまで手を広げてしまうと、経営資源が分散され、本来の不動産業にエネルギーを集中できなかったと思います。

「ゴルフをやらない」というのも、今となってはとてもいい選択だったと思います。
ゴルフには様々なプラス面があります。
まずは健康にいいということ。
そして何と言っても交友範囲が広がります。
一方マイナス面は、時間が取られ過ぎるということでしょう。

昔、まだゴルフをやっていた頃、コンペで平日の朝に打った第1打のあと、「あっ、これで1日を潰してしまうのか。こんなことをしていてはいけない!」と恐怖のような感情に襲われ、それ以降全くしなくなりました。
私にとってはゴルフを「やらないこと」に入れたのは、これまた大正解だったと思います。

私の頭の中には「借り入れをしない」というのも「やらないことリスト」に入っています。
財務的安定の観点から言えば、会社の規模にかかわらず有利子負債がゼロであることがいいに決まっています。
今後も「借り入れゼロ」は続けようと思っているし、もし借り入れしなければならない事業案件が出てきたときは、その案件をパスしようと思っています。

「やらないことリスト」を書くとしたら「病気にならない」も入れようと思います。
当たり前のことを書いているようですが、案外、人は病気へと向かった生活をしていることが多いのです。
例えば睡眠不足や暴飲暴食です。
やはり書けば気をつけていくようになるはずです。