ここ5年ほどで大変化

ここ5年ほどで世の中を変えていく技術やシステムが目白押しです。
その最たるものが「自動運転車」や「ドローン」です。
また「自動翻訳」も十分に実務に耐える状態になるに違いありません。
「IoT」や「AI」や「ロボット」も当然「産業の在り方」や「人々の暮らし」を急激に変えていくと思われます。
先日「RPA」などという新しい言葉も知りました。

自動運転車が普及すると、多くの人が旅行や出張でクルマを使い出すと思うのです。
飛行機のフライトを待つ時間や、電車の乗り換えに費やす時間などを考えると、クルマは案外効率的ではないかと感じます。
その上「自動運転車」ができたとなると、長時間運転から解放され、極端な話、寝ている間に目的地に着いてしまうといったことも考えられます。

ネット販売が増え、ますます宅配便が増えていっているのですが、今のネックは運転手不足。
自動運転車の出現により、このネックが一挙に解決されます。
むしろ「運転手あまり」になるかもしれず、これはこれでまた別の社会問題になるかもしれません。

ドローンの世界も、思いもつかない動きになってきそうです。
今でもドローンによる測量と、自動運転ブルドーザーのコラボで、無人で工事現場の高低差まで確実に整地してしまうシステムが実現化しています。
高いところや危険なところの工事は、すべてドローンやロボットが人にとって代わるのは時間の問題でしょう。

自動翻訳が発達すると通訳がいらなくなります。
「外国語の発音のトレーニングをするよりも、コンピュータが分かりやすい日本語を話すトレーニングをした方がずっと効率的だ」という冗談があるのですが、どうも冗談ではなくなりそうな気もします。
私は4カ国語を懸命に勉強しているのですが、高度な自動翻訳機が出てくると、そういった努力が水泡に帰するという懸念もあります。
が、学ぶ楽しさや、ボケ防止といった効用は自動翻訳機からは生まれません。

「RPA」という言葉はまだ馴染みがありませんが、ごく簡単な単純作業をロボットがやっていくということのようです。
この時のミソは、決して精密で高度な作業ではないということです。
また低レベルのロボットを事務作業にも導入していくことが考えられています。
経理業務などは、簡単にロボットがやってくれそうです。
安価で使いやすい事務ロボットが中小企業の工場や事務所に入ってくると、案外そんなところから会社業務の大改革が起こりそうな気がするのです。