読んだ本の置き場所をどうするか?

書店で本を買う場合は、中身をざっと見ることも出来るし、読みやすさ(特に字の大きさ)も手に取ってみれば即座に分かります。
が、インターネットで買う場合は、その辺がよく分からないわけです。
またインターネットだと同じ本を買うことも少なくなく、ひどい時には3冊も同じ本を買ってしまうことがあります。

買ったままでまだ読んでいない本が書斎にたまってきました。
「いつかは読むだろう」という思いで、そのままになっているのです。
中には「たぶん一生読まないだろう」と思う本もあり、そういった本は読まないまま地下の電動書庫に持って行くことにしました。

たくさんの本を移動させるので大きな紙袋をいくつも用意しなければなりません。
そこで本がいっぱい入りそうな引き出物用の紙袋をインターネットで購入し、本の引越しに備えました。
本を捨てるのではなく地下書庫に移動させるだけなので、置いていく本と持っていく本との区別を、もっとサッサと判断できると思っていたのに、こと本になると私の決断力は鈍ってしまうのです。

読みたいと思う本は、見ているだけでモチベーションが上がります。
一方、書棚にただボンヤリと読み残されている本を見ると、何となくエネルギーが削がれてしまうのです。
やはり自分のまわりにはモチベーションが上がるものだけを置くべきなのです。
オーラが出ている本だってあるのです。

私にとって読みにくい本は、次のような特徴があります。
まずは字が小さくて、行間がギッシリと詰まっている本。
また、フィクションや理科系のものは最初から読む気になれません。
横書きの本も苦手です。
読む速度が縦書きの半分になってしまいます。

書斎の本を徹底的に在庫整理し、地下書庫に持って行くわけですが、その頼みの「個人図書館」も段々と本を入れるスペースの限界に近づいてきています。
最近特に読むスピードが速くなっているので、多分今年いっぱいぐらいで、電動書庫が本で埋まってしまうのではないかと心配しています。

その日が来るのが恐ろしいのですが、ほかの本好きの人たちは読んだ本を一体どうしているのかを真剣に聞いて回りたい心境です。
私が知っているのは、15万冊の本が入る自宅を新築した渡部昇一先生や、ビル一棟を本置き場にしている立花隆さんや、ぐるっと歩いて回るだけで10分かかるという大川隆法さんの個人図書館のケースだけです。
さて10年後の私は読んだ本をどうしているのでしょうか?