仕事上のお付き合い

運の悪い人や不機嫌な人と出会った時は、一刻も早くその人から離れなければなりません。
松下幸之助竹村健一さんやHISの澤田秀雄さんなどの超実力者がそう言っているのだから間違いがありません。

不運な人と不機嫌な人とは重なっていることが多いのです。
「不機嫌な人は勝手に『不機嫌』をやっているのだから、それにお付き合いしていてはダメ」とは斎藤一人さんの教えです。

私は「仕事もできて性格もいい」人たちと友達になりたいと願っていますが、まずは自分自身を高めないと、いい友人たちとご縁ができないのです。
「心を練る」修行をしている人が、今の世には少ないと思います(昔だって少なかったかもしれませんが)。

「心を練る」気持ちを持っているか持っていないかで、長い人生の間に「人間の質」が大きな差となって現れます。
常に自分を成長させる気持ちを持っている人と接するのは楽しいのです。
逆に自分を向上させる気持ちのない人とのお付き合いは、時間のムダだという気がします。

私がサラリーマンでなく自営業で本当によかったと思えることは、不承不承(ふしょうぶしょう)の「飲み会」や「ゴルフ」や「カラオケ」や「麻雀」のお付き合いをしなくてすむことです。
もしサラリーマンだったら、これら4つのうち2つは必須科目です。
もしこれらを4つともしないならば、出世はまず諦めなくてはなりません。

エコノミスト竹中平蔵さんは、いかにうまく2次会から姿を消すかのノウハウを本にまで書かれています。
2次会で姿を消さず、そのまま4次会ぐらいまで居続ける人は「付き合いのいい人間」の評価は得られるでしょうが、そう大した人生にはならないはずです。

竹中平蔵さんは仮に2次会のカラオケに行くとして、コートはドア近くに置いておき、2曲ほど歌って「存在感」を示しておいたあと、そっと席を外すのだそうです。
これは以前の私もよく使った手なので、この話を読んで意を強くしました。

もっとも今はお付き合いのためにカラオケなどへ行くこともなく、ひたすら勉強や読書で幸せな日々を過ごしております。
食事会などでも会食代をすべて私が持てば、自分のペースをキープすることが許されることがわかりました。