どう考えても幸せ

私は管理されるのも、管理するのも好きではありません。
従って今の小さな会社になって初めて、ようやく理想の形態になってきました。
私も中堅企業(でも1部上場でした)のサラリーマンの経験があるのですが、まわりを見てみると、人間関係の維持にエネルギーの9割を使っているような感じでした。
あとの1割で本来の仕事をしているわけです。

昔は時代がよかったので、こんな状態でもやっていけたのでしょうが、今だと早々に淘汰されるかもしれません。
私がサラリーマンの時の上司たちは、よく平日にゴルフをしていました。
それも接待したり、接待されたりで、ゴルフも仕事の一環でありました。
公休を取って自分のポケットマネーで遊ぶわけではないのです。

麻雀、カラオケ、ゴルフをしなければ、社内の付き合いはできず、私はそのどれもが苦手で、3年でサラリーマンから足を洗って本当によかったと思っています。
今はサラリーマン時代と比べると、かなりフリーの時間を持っているのですが、「麻雀・カラオケ・ゴルフ」に時間を費やす気にはなれません。

「麻雀・カラオケ・ゴルフ」ではないのですが、社員が勤務時間中に喫茶店で休憩していた(サボっていた)会社は、私が知る限り全部倒産しています。
今の私は、時間が勿体(もったい)なくって、1分だってサボる気になりません。
日本人は勤勉だと思いますが、他の先進国と比べると、労働生産性が低いのもまた事実であります。

麻雀、カラオケ、ゴルフや、喫茶店に行っている暇があるなら、1冊でも本を多く読みたいと思っています。
人生は短いのだから、道草を食っている暇はないのです。
神さまから与えられた時間をムダに使ってしまったと感じた時は、気分がよくありません。
あの日野原重明さんでも「わずか」105歳で亡くなりました。
ぼやぼやしておられないのです。

今の私は本来の仕事に“ほぼ”100%の時間を使うことができます。
また自分の時間は100%自分で決めることができます。
多くの社員の代わりに、多くの不動産に働いてもらっています。
毎日、語学の勉強をしているし、毎日本も読んでいます。
全世界幸せ選手権があるとするなら、確実にベスト3に入っている自信があります。