ロンリーバースデー

ビートとの男2人の生活も徐々に慣れだしたのですが、前から友人と予定していた旅行のため、ワンちゃんの宿泊施設にビートを預けに行きました。
ビートがいないと急に自宅がガランとし、空虚感が漂い出します。
そして家が寒いのです。

時あたかも私の63歳の誕生日でありました。
だあれもいない所で1人誕生日を迎えるのは、初めての経験だし、ちょっとトホホではあります。
何だか独居老人のようで、このまま孤独死してもおかしくない舞台設定です。

が、よく考えてみれば63回の誕生日の中で、精神的レベルや語学力や勤勉さや健康や経済的安定感において、今が過去最高なのです。
これは自信を持って言えることで、それだけ過去が“たいした”ことがなかったと言えなくもないのですが…。

会社の規模が小さくなって、そして強くなりました。
年齢が行くほど自分の健康に興味が出てきて、極めて健康になってきました。
特に若い頃にはあまり関心がなかった内臓に気をつけており、やはり真の健康は内臓が文字通り「肝要」なのです。

自分が向上するにつれ、質の良い友人と付き合うようになってきました。
また具合の悪い人たちとは自然に疎遠になってきました。
会社のスタッフも気持ちのいい人たちだけが残り、会社経営でありがちな人の問題で悩むこともなくなりました。

英語だけでもマスターするのに大変だと思っていたのに「5か国語ペラペラ」が、私の潜在意識の中ではもう既に達成されたものとして存在しているのです。
マルチリンガル(多国語マスター)なんて夢のまた夢だったのに、簡単に自分のものになりそうなことが今はハッキリと分かっています。

多読だって現時点では少々困難な状況ですが、近い将来年3,000冊を達成する予定です。
年1,000冊の本を読んだ時点で、明らかに自分が変わったことを感じました。
1,000冊でこんなにスゴイのだから2,000冊だったらどうなるだろうという興味で読書量を増やしました。

結果、今まで知りえることが出来なかった境地に至りました。
ならば次は年3,000冊へのチャレンジとなるのは自然の流れでもあります(多分3,000冊で打ち止め)。
仮に年3,000冊の読破が達成できれば、それが未体験の”とんでもなく”素晴らしい世界へ連れて行ってくれるはずなのです。