語学にハマる

英語の学習法でウェブレッスンというのに辿(たど)り着き、これが実に具合が良かったのです。
ラッキーなことにそのスクールにはドイツ語のコースもあり、躊躇(ちゅうしょ)なくそれにも飛びつきました。
それぞれ週2回ぐらい受講していたのですが、ある時ふと「これって毎日やってもいいのでは?」と閃(ひらめ)きました。

「ひらめく」なんて大袈裟な表現のようですが「語学の学習は週2回ぐらいが適正だ」といった変な固定観念が私の頭の中であったのです。
それを天からのインスピレーションで”ぶち壊した”というわけです。

固定観念というのは恐ろしいもので「経営者は仕事に差し障りがあるから、本を月に50冊以上読んではいけない」などと言う束縛にも囚(とらわ)われていたことがあります。
その束縛を外した途端、みるみるうちに月100冊以上の本が読めるようになりました。

「限界はあなたの頭の中だけにある」という題名の本があったように記憶していますが、本当にそうなのです。
不思議なことに、根拠もないのに人は一生懸命「自分の限界」を守ろうとしているのです。
その頭の中の限界をなくしてしまった人から順に、自由でリッチな世界に行けるというわけなのです。

ウェブレッスンを受けていると、いろんなこと発見します。
英語の講師はイギリス人が一番すぐれていること(たまたまかもしれませんが、その「たまたま」が重なり過ぎています)。
そして英語の講師陣よりもドイツ語の講師陣の方が、教える意欲も教養も優れていること。
フランス語の講師が関西弁だと、キザなフランス語と「べたべた」の関西弁とのギャップが何とも言えず面白い…等々。

もっとスゴイ発見がありました。
外国語を同時に習っても全く混乱しないということです。
これだけはやってみないと分からなかったことで、意外でした。
「もし時間に余裕が出来れば中国語を始めてしまってもいいかもしれない」と今は本気で思っています。

同時並行学習によって頭が混乱しないどころか、むしろ頭の中で語学のシナプスが繋がるような感じで、フランス語を始めてからドイツ語や英語が俄然調子よくなってきたのです。
生涯のうちに英語、ドイツ語、フランス語、中国語、そして日本語の5か国語をマスターしたいと思っているのですが、それが決して夢物語ではないという手ごたえを感じています。