各言語の標準語

ウェブレッスンは2週間先まで予約ができます。
毎朝早朝に2週間後のレッスンの予約を入れてしまいます。
ぐずぐずしていると、ほかの人に先に予約を入れられ、希望の講師や言語が取れなくなるからです。

この予約が順調に取れた時は極めて満足度が高いのです。
ところが2週間後に旅行や会食を入れている時は予約ができず、この時はちょっとストレス的なものを感じます。
9月から10月にかけて国内旅行を2つ、海外旅行を2つ予定していて、ウェブレッスンが予約できません。
国内旅行はクルマ旅なので、本も読めません。
私の知的生活にとっては”ちょっと”ピンチであります。

今日のフランス語の先生は、フランス人女性でした。
最初は少し授業の進め方に違和感があったのですが、何度も授業を受けているうちに波長が合ってきました。
授業の中で、カナダのフランス語について聞いてみました。
「以前にケベックで作られた映画を見たとき、話していることの半分もわからなかった」とのこと。
これにはちょっと驚きました。

英語の講師のカナダ人男性から「カナダのフランス語は、ちょっと荒いと言われている」との話を聞いていたのですが、純粋なフランス人からフランス語が通じないとの話をお聞きしたわけです。
カナダへフランス語学習の短期留学をしてもいいかなと思っていたのですが、これで(やめる方向への)踏ん切りがつきました。

同じように英語学習のためにニュージーランドやオーストラリアに行くのは、変な方言を学ぶことになり、具合が良くないのです。
英語教師にいろいろ聞くと、やっぱりクイーンズ・イングリッシュが一番正統派とのこと。
英語を勉強したいのなら英国で学ぶのが、どうもベストのようなのです。

各国には標準語を話す地域というのがあり。例えばドイツ語だとハノーファーだし、フランス語だとトゥール、イタリア語だとフィレンツェ、中国語だとハルピン、日本語だと“やっぱり”東京でしょう。
ところがアメリカ英語の場合はどこの言葉が標準語というのがあまりなく、強(し)いて言えば、テレビの英語がアメリカにおける英語の標準語のようです。

イギリスの場合は、地域的なものというより、階層的な区分のほうが分かりやすいと言えるかもしれません。
中産階級以上の教養のある英語が、イギリス英語の標準語と言えるのかもしれません。