大掃除から見えてきたもの

久しぶりに会社での大掃除をしました。
普段から掃除には力を入れているので、ここしばらく大掃除をせずに来ました。
例えば鍵山秀三郎先生が創業された「イエローハット」社は、毎日大掃除をしているぐらい徹底して掃除するので、わざわざ「大掃除」というのはしないそうです。

今回の当社の大掃除は、掃除よりもむしろ「モノ捨て」に重点を置きました。
書類や備品を躊躇(ちゅううちょ)なく捨てていこうというものです。
当社のスタッフも「モノ捨て」にはかなり理解が進んでおり「迷ったら捨てる」を行動基準に捨てていきました。

実は今回の大掃除で、机1つと小さなキャビネット2つを捨てることにしたのです。
これは想定外で、実際に取り除いてみると、オフィスが随分とスッキリしました。
今日の大掃除では時間切れで出来なかったのですが、レイアウト自体をもう一度考え直してみようという機運が高まりました。
ついでに会社のデスクトップ型のパソコンを新しいノートパソコンに、来年全部変えてみようという気になりました。
年明け早々に設計士さんにも来ていただき、レイアウトのプランを練ろうと思っています。

当社は創業70年にもなるのですが、父親の代は土木業で、私の代から不動産業に移行しました。
今も「次への一手」として事業自体を変化させていくことをウンウン言いながら考慮している最中なのですが、考えてみたら30数年前に既に業態の大変化を一度成し遂げているわけです。
今回も自信を持って変身しようと思うのです。

不動産業になってからでも、主たる業務は時代によって変化してきました。
売買仲介業、賃貸仲介業、賃貸管理業、賃貸オーナー業など、収益の柱が変化してきているのです。
また社員数でも25名ほどいたのが、今は5名ほどとなりました。

会社の規模が小さくなるにつれ、収益が安定・向上するのが不思議でもあります。
東証1部上場の不動産会社でも、社員数がわずか15名ほどの会社があります(8944「ランドビジネス」)。
また名古屋証券取引所に上場している会社の中には、社員数がわずか3名(!)のところもあるのです(7308「ツノダ」)。
ツノダは配当利回りも高く、無借金の優良会社でもあります。

労働集約型ではなく、不動産やお金やロボットに働いてもらい、高収益を得られる会社にするのが今の目標です。
東京オリンピックの開会式までには大変身し、悠々と業務を展開していたいと考えています。