意味のない「心の制約」をなくしてみよう

『幸運を引き寄せたいならノートの神さまにお願いしなさい』という本を読みました。
自分の願いや夢をノートにドンドン書いていくというものです。
書けば望みが格段に実現しやすくなるからです。
自己啓発書のような本を読めば必ず書いてある「法則」でもあります。

私も書くことを少しずつ実行し、そしてそのうちのいくつかがもう既に実現しています。
人生は「思い込み」だと喝破した人もいました。
ある年収が1億円を超えている人は、実力もないのに「自分は年収1億円を稼ぐスゴイ人間だ」と勘違いしたことにより、本当に1億円を超えてしまいました。

人間の心にはどこかに制御装置が組み込まれているのかもしれません。
あるいは小さな頃から何となく作ってきた「心の規制」が自分自身の飛躍を阻害しているのかもしれません。
サーカスのゾウが小さいときから足に鎖をつけられてきた結果、例え鎖を外されても「自分は逃げることができないのだ」と思い込んでいるようなものです。

例えば「もったいない」という考え方があります。
時間やコストのムダを「もったいない」と生産性や生活の質を向上させるのは、正しい「もったいない」の応用の仕方です。
しかし体に良くないのに「完食しなければ勿体ない」などと無理やり食べ体調を崩すのは、間違った「もったいない」の使い方。

誰も使わない備品や書類を大事に保管し、高い家賃をムダに払っているオフィスや、2度と着ないような服で溢(あふ)れかえっているような家は、本来の「もったいない」の精神から大きく外れているのです。
このような場合は心の中の「もったいない」を解き放すと、生産性や生活の質がグンと良くなります。

話が少しズレました。
要は書けば業績や生活が良くなっていくのですが、分かっていてもそれが出来ないのです。
なぜできないかと言えば、まずはそういった習慣がなかったから。
年いってから新しい習慣を身につけるのは大変なのです。

もう一つは自分一人でやろうとしても、なかなか難しいからです。
そこでチームを作って、毎回違うテーマのワークシートに記入していくという方法が考えられます。
この場合でも「競合する人」や「利害関係が一致しない人」は同じチームに入らない方がいいと思います。
ワークシートに本音が書けないからです。