読書は人生を変える

武士は普段は質素な生活をしているのですが、一つだけいくら贅沢をしてもいいというのがありました。
それは刀。
なぜなら刀はサムライの命だからです。
同じように知的生活者にとって、いくらお金を使ってもいいというのが「本」。
私も本代はケチらず、無制限の支出をO.K.にしています。

新聞で本の広告を見ると、インターネットでホイホイ買ってしまいます。
そんな本が未読のまま、書斎の書棚に並んでいます。
読む量よりも買う量の方が多く、どうしても溜まりがちになります。
運動によるカロリー消費量よりも、食べることによるカロリー吸収量の方が多いメタボ症状とよく似ています。

あれだけたっぷりあった、地下図書館の本を置くスペースが、段々と心細くなってきました。
そこで大きな本棚を5つ購入し、設置することにしました。
スチールではない木製の上等な本棚なのですが、木の温かい雰囲気が出て、買ってよかったと思っています。

本代にも月に30万円ほど使っています。
こうなるともう完全に道楽です。
が、その道楽は投資でもあり、大きな利息を生んでくれます。
年千冊の読書量を超えた頃から、自分が明らかに変わってきたことを自覚しました。
頭の中で化学反応が起こったような感じです。

情報、知識、知恵、認識力など、どれをとっても今までとは桁が違ってきたのです。
今は年2,000冊を読み続けています。
私がマークしている“ある人物”が年間2,000冊本を読んでいると聞いたので、目標を2,000冊にし、今はそれを達成しているのですが、最近また新しい情報が入り、どうも2,500冊から3,000冊ぐらいを読んでいるようなのです。

従って私の目標も年3,000冊にすることにしました。
年2,000冊なら日に6冊読めば達成できるのですが、年3,000冊だと日に10冊です。
調子の良いときや、欧米への飛行機に乗ったりすれば、日に10冊ぐらいは読めることがあるので、全然手が届かないといった目標でもありません。
ちょっと背伸びして、来年の年末には「年3,000冊読破」といきたいものです。