難民対策

北アフリカの独裁国がジャスミン革命によって次々と崩壊していったのですが、そう“すんなり”とは安定した民主国家にはならないようです。
国によっては内戦状態になったり、犯罪率が5万倍(!)になったりしているところもあるようで、そうなると前の政権の方がよっぽど良かったということになります。

ヨーロッパは人権を大事にする社会なので、ジャスミン革命を応援していました。
が、いざ革命が成就し、前政権が崩壊すると、混乱だけが残った感があるのです。
祖国に住めなくなった人たちが難民として、ヨーロッパに押し寄せています。
イタリアやギリシャは特にアフリカ大陸と近く、大勢の難民が流れ着いてくるのです。

私はギリシャの経済危機の動きを知りたくて、ギリシャの英字新聞のウェブ版を読んでいるのですが、経済危機がいったん過ぎ去った今、難民の記事が増えてきました。
それこそ人権問題が絡(から)むだけに、無碍(むげ)に追い返すわけにはいかないのです。
いったんヨーロッパに入り込んだ難民は、隙あらば今度は景気のいいドイツやイギリスに向かおうとします。

いずれにせよEUにとっては、大変な問題であることは間違いありません。
むかし世界史で「フン族の侵入」や「ゲルマン民族大移動」などという史実を学びましたが、アフリカ難民の流れは、ひょっとしたらそれらに匹敵する出来事かもしれないという気がしてきました。

「ヨーロッパ人は白人」なんていうのは一種の思い込みであって、世界陸上を見ても黒人のフランス人やドイツ人やイギリス人が大活躍しています。
アメリカは移民の国だというのは分かっていますが、欧州ももう人種が“ぐちゃぐちゃ“なって来つつあるようです。

日本も対岸の火事(対岸よりももっと遠いですが)として、こういった現象を見ているうちはいいのですが、朝鮮半島や中国大陸からの難民が押し寄せるリスクに十分に対策を練っておかないと大変なことになりそうです。
相当難しい問題だと思うのです。

話は変わるのですが、古代日本にユダヤ人が大勢やってきているようなのです。
15代天皇応神天皇がバビロンと大いに関係が合ったと読んだことがあります。
ちなみに「道教事件」で和気清麻呂が神さまの宣託をお伺いに行った宇佐神宮大分県)は応神天皇をお祭りしている神宮です。

秦一族はユダヤの一族だと言われていますが、これ以前にもかなり大勢のユダヤ民族が日本に入ってきているようなのです。
イスラエルの人口は今800万人です。
ユダヤ人は世界の人口のわずか0.5%しかいないのにノーベル賞の30%を獲得している極めて優秀な民族です。

人口減が懸念される日本に、この際イスラエルの800万人を受け入れたらいいのではないかと思うのです。
イスラエルにいるユダヤの人たちも、あんな敵に囲まれたところで落ち着かない日々を過ごしているよりも、日本に移動した方が余程心安らかになるのではないでしょうか。
奇想天外な絵空事(えそらごと)ではなく、ちょっと真剣に思っているのですが、いかがでしょうか?