本気の本気で。

1万時間の法則というのがあり、一つのことに1万時間費やせば、その分野で一流以上になるというものです。
「ツイてる」さんから、1日2時間やれば、13.7年で達成してしまえるとお聞きし、手の届かない数字でもないという気がしてきました。

孫正義さんの秘書をしていた人が、英会話が全くできなかったのですが、一念発起してマスターしてしまいました。
一つの語学は千時間やればマスターできるのだそうです。
その人は1年でマスターしなければならない事情が迫っていたので、1日3時間勉強することにしました。
そうすると千時間を超えます。
で、実際、英語をモノにしてしまい、その体験を本にまでされています。

私は英語を40年以上勉強しています。
それでもウェブレッスンに出会わなければ、いまだに「あー、うー」の域を超えていないように思います。
そのウェブレッスンですが、最近は“ほぼ”毎日受講しています。
最近になってやっと英語をマスターできた気がするようになりました。

と、カッコいいことを書きましたが、最近ちょっと「カクッ」とすることがありました。
ウォールストリートジャーナルを購読しているのですが、それがデジタル版に変更になるとのこと。
そのことで連絡が欲しいとの書類が送られてきて、電話することになりました。
日本語のコールセンターだと混み合っていて全然つながらず、英語の方のコールセンターに電話しました。

電話はすぐにつながり、最初のほうはうまく英語でコミュニケーションが取れていたのですが、途中から英語での質問の内容が分からなくなってきました。
ウェブレッスンにあれだけお金をつぎ込んでいながら、相手の言っている意味が分からないのです。
コールセンターの女性は「じゃあ、日本語のスタッフを呼び出します」と英語で対応。

日本人スタッフが出てきて無事手続きができたのですが、今でも英語のコールセンターの女性が何を質問していたのかがさっぱり分かりません。
「語学の勉強でイチイチ落ち込まない!」という「デグチ・メソッド」の”尊い”教えがあるのですが、それがなければ敗北感をかなり引きずっていたはずです。

いずれにせよ、この「事件」は私を奮い立たせるに余りあるものがあります。
語学を本気の本気で頑張ろうという気になってきました。