準「定住地」さがし

ある一定の年齢以上になったら、日本のほかに海外でも2,3か所住む場所を決め、巡回しながら生活していく計画を持っている友人がいます。
その考え方にかなり刺激を受け、私も準「居住地」を捜しているところなのです。
別荘は手間と経費ばかり掛かることを体験しているので、私の場合はホテル住まいということになると思います。

準居住地の条件はいくつかあります。
ますは安全であること。
暮らしやすいこと。
食べ物が美味しいこと。
気候がいいこと。
いい大型書店があること、等々です。
そのすべてが当てはまるのが日本なので、わざわざ海外で生活しなくてもいいということになりますが、そう言っては身も蓋(ふた)もないので、ちょっと真剣に探してみることにします。

今まで99回海外旅行に行ったのですが「住んでもいいかな」と思ったのが、シンガポールとマレーシアとカナダです。
海外旅行では、潜在的に「この街に住むのはどうだろう?」と考えながら、準「定住先」を探していたような気がします。

外資系の会社に勤めたあと、第2の人生を過ごす場所を探していた本の著者がいるのですが、その人が選んだのはニュージーランドでした。
アメリカのような銃社会は馴染めないし、とにかく寒いところが苦手ということで、消去法でニュージーランドということになったようです。
住んでみるとノンビリしていて、人もよく、フィットネスクラブで筋トレに励む仲間もでき、その人は相当満足しているようです。

ヤマザキマリという女性漫画家がいるのですが、この人のマンガも面白いのですが、この人自身の人生も全く枠にハマらず相当面白いのです。
35歳の時に(8歳の子持ちでした)、21歳のイタリア人学生から求婚され結婚。
イタリアに住み、夫の仕事の関係でリスボンへ。
そしてまたシカゴへ移住。
次はハワイに移住するのです。
そのヤマザキマリさんのお勧めがリスボンとハワイ。

今年はリスボンへ行こうと思っているので、準居住地として相応(ふさわ)しいかどうかをシッカリ見てこようと思っています。
少なくとも食べ物の美味しさや治安の面では、本を読んでいる限り合格のようです。
ハワイも気候は抜群ですが、いい書店がないのが玉にキズ。
また物価がかなり高いのも、ちょっとネックになるかもしれません。