モントリオールへの旅 番外編

カナダの首都オタワの国会議事堂でテロ事件がありました。
ちょうどその頃、私はモントリオールの空港で搭乗手続きを済ませたばかりでした。
もしもう少し遅い便であれば、検査が厳重になり、予定通りに帰国できなかったかもしれません。
今回の旅行もまた、天照大神のご加護をいただいた場面が随所にありました。

モントリオールでチェックインカウンターを捜したのですが、そこには機械の自動チェックイン機があるのみでした。
日本の国内線なら自動チェックイン機でも大丈夫なのですが、海外では初めてです。
幸いあまり混んでなくて、係員の人がつきっきりで面倒を見てくれました。

パスポートまで自動でチェックするのです。
もし1人でこれをやらなければならないとしたら、相当に戸惑っていたに違いありません。
モントリオールの空港から伊丹空港まで帰るのに2回飛行機を乗り換えます。
ということは3枚のチケットが必要ということ。
これを自動チェックイン機で外人客(私のこと)にさせるのは、ちょっと酷というものです。

今回のモントリオールへの旅では、計40冊の本が読めました。
大変に充実した気分なのですが、次からの海外旅行では一体何冊本を持っていったらいいのか分からなくなりました。
少なくとも2,3年前よりは読むスピードが格段に向上しています。
今回は往復42時間かかっているので、目安として1時間1冊くらいの割合で本を用意しておけばいいのかもしれません。

ニューヨークやパリやバルセロナなどは、観光地としても超一流です。
魅力的なスポットが街の中に点在しており、1週間ぐらい滞在しても飽きないかもしれません。
が、モントリオールは街はきれいなのですが、観光資源にそんなに恵まれているというわけではありません。
1人旅だと2日も必要ないということを今回感じました。

モントリオールであれば道路も広くて、歩いていること自体が楽しいのですが、東南アジアの都市だと道路を歩くことすら困難な時があります。
例えば、ジャカルタに駐在することになった日本人ビジネスマンは、赴任した時先輩から「道路は歩くな」とまずアドバイスされたのだそうです。
観光資源に乏しいうえに、道も散策できないとすると、個人観光客としてはお手上げになってしまいます。