世の中には英語の達人というのが“いっぱい”いるわけです。
従って英語の中でも何かの分野で突出しないと、ちっとも目立ちません。
また社会人から勉強しようとすると、時間が圧倒的に足りません。
自分が突出したい分野を見つけ、それに集中していくのが「社会人の語学学習法」だと思うのです。
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で、「自分は何に特化すべきか?」を考えてみました。
語学には「話す」・「聞く」・「読む」・「書く」というのがあります。
「話す」は英会話スクールに15年も通っている間に出来るようになりました。
少なくとも旅行会話はO.K.です。
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しかしながら「聞く」というのが苦手なのです。
日本語でも人の言うことはあまり聞かないので、英語だと“なおさら”仕方ないのかなとも思うのですが、やはり相手の言うことが分からないと不便なのです。
留学せずに語学を勉強してきた人間の弱点かもしれません。
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本を読んだり、知人の話を聞くと、留学先で「ある日突然」英語が耳に飛び込んで来て、理解できるようになるようです。
その期間は、その人が日本で勉強してきた量にどうも反比例するようで、3ヵ月でそうなった人もいれば、1年半ぐらいかかった人もいます。
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私も「フロ勉」と称して、風呂に防滴CDプレーヤーを持ち込み、湯船に浸かりながら英語やドイツ語を聞いています。
風呂の中では「ぼうっ」としていることが多いのですが(寝入っていることも少なくありません)、ときたま覚醒(かくせい)した時に、英語やドイツ語が自分の耳に飛び込みがっていることを最近感じ出しました。
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ひょっとしたら「リスニング」力の飛躍的アップの前兆なのかもしれません。
いずれにせよ、聞き流しだけでは語学は耳に入って来ません。
CDを流しているだけでO.K.などという語学教材も出ていますが、聞き流すだけで英語がマスターできた人は、私が知っている限り、私自身も含めて皆無であります。
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やはり何らかの「集中力」が必要なのだと思います。
聞き流しでリスニング力(りょく)がアップすることがあるとするなら、聞いている間に”時たま”CDに集中する瞬間があるからだと思います。