クアラルンプール その5

ペトロナス・タワーにある紀伊国屋にも行ってきました。
これは今回の旅の目玉の一つで、ひじょうに楽しみにしていたことでもあります。
今これを書いていて気がついたのですが、私は良い大型書店があるところを選んで旅行先にしていたようです。
従ってリゾート地のようなところには、あまり気が乗らなかったのです。
良い大型書店のあるところは文化度の高い地でもあります。

クアラルンプールの紀伊国屋書店へ行き、広い日本語書籍コーナーがあることを発見。
実は前回は日本語コーナーがあることに気がつかなかったのです。
ここでマレーシアについて書かれた本を何冊か購入しました。
マレーシアへの移住、もしくはロングステイについて書かれた本もたくさんありました。
マレーの空気に触れていると、国土と自分とが一体になった気持ちになり、ひじょうに心地いいのです(とても懐かしい気持でもあります)。
これからも、たまにはマレーシアに「里帰り」してもいいのではないかという気になっています。

大型書店では中国語コーナーもありました。
書かれている文字を見ると繁体字がほとんどでホッとしました。
中国大陸は簡体字なので、繁体字であれば、その読書階層は、昔、広東や福建から来た華僑(とその子孫)が中心だと推測されます。
繁体字を使う人の母語は北京語ではないケースが多く、そう言えば、北京語(中国標準語)を中華レストランなどで使っても通じないことも少なくなかったのです。

マレー航空の機内ではマレー語の表記があって、そのあとで英語が書いてあったのですが、紀伊国屋書店ではマレー語の本はついぞ見ませんでした。
日本語や中国語のコーナーもあるのですが、英語の本が圧倒的。
読書階層のマレーシア人は、マレー語ではなく、英語の本を読む習慣があるのかもしれません。

今回私が紀伊国屋書店で買ったのは、英語での解説によるドイツ語学習CD。
家での「フロ勉」で使っています。
ゴールデンウィークアムステルダムに行く予定だったので、その旅行ガイドも3冊ほど購入(帰宅後、事情が出来てアムステルダム行はキャンセルになりました)。
英語での不動産投資の本も1冊買ってみました。

英語の達人になるというのは、私の一つの夢でもあるのですが、極めてニッチに対象を絞り、その中で第一人者になりたいものだと考えています。
英語にも色んな専門があると思うのですが、私は時事英語に特化していこうと思うのです。
「話す」・「聞く」・「読む」・「書く」の分野の中では「読む」に力を入れたいと思っています。
つまり時事英語を徹底的に読んでいく。

年がいくつであっても語学を始めるのが遅いということはないと思うのですが、時間が限られているというのは事実です。
ならば語学においても、得意分野の選択と集中がどうしても必要なのです。
年齢が行けば行くなりに、工夫しながら勉強する必要があると思っています(そこで「デグチ・メソッド」!)。