ホンモノと接す

刀の鑑定士は、小さい頃からホンモノばかりと接するのだそうです。
ホンモノだけが持つ共通の波動を体に覚え込ませるのでしょう。
そうするとニセモノと出会った時に、明らかに違和感を覚えるのだと思います。

「悪魔は芸術を理解できない」という諺(ことわざ)が西洋にあるのだそうです。
私も30代の頃までは仕事ばかりで、絵画や音楽などの芸術に触れる気もなかったし、触れていても時間が“もったいない”感じがしてなりませんでした。
しかしながら、いつの頃からか気持ちに余裕が出だすと、芸術はいいものだと認識するようになりました。

今も「時間足らない症」であることは間違いがないので、コンサートは自分自身のタブーにしています。
が、このブログを書いていて、それは間違いではないかと思うようになりました。
コンサートの種類にもよりますが、やはり感性が磨かれるようなコンサートには接するべきだと思うのです。

東京や大阪にブティックを展開している女性経営者を知っているのですが、この人は洋服のデザイナーでもあります。
常に海外旅行へ行ってホンモノと接し、日本でも一流のレストランへよく食事に行っています。
一見、仕事と関係のないことばかりをしているようですが、やはり感性を磨いていたのですね。

私も還暦を機に「人生の第3ステージ」を目指しているわけで、今までのような動きだけではいけないのかもしれません。
感性を磨き、一流と接し、文化を支える「旦那衆」を目指すべきなのかもしれません。
そうするとますます時間が足らなくなるわけですが、ここらで時間の抜本的な効率化を図る必要があるのだと思います。

経済的な面だって、今までより多くの支出が考えられるのですが、これは投資で知恵を絞り、その収益で賄(まかな)っていきたいと思います。
モットーである「汗水たらして不労所得」の実践です。
私の投資は不動産と株に絞られるのですが、この2つとも奥が深く、いくら勉強や実践をしても飽きが来ないところがいいですね。