シンプルにして一流へ

ここ数年、常に唱えていることが「物事をシンプルにする」です。
シンプルな生き方、シンプルな事業構造、シンプルな人生等、すべてシンプルにしていこうと、少しずつ変革している真っ最中です。
モノを捨ててスッキリさせることだって、シンプル化の一環でもあります。

物心ともに余計なものを取り除いてシンプルにすると、仕事が早くなります。
荷物を置けば早く歩けるのと同じこと。
「人生の本筋」に集中するためのシンプル化でもあります。
私にとっての「人生の本筋」とは、会社経営や知的生活。

人生の本筋以外のものは、まあどちらでもいいことであって、やらなかったからといって死ぬ時に後悔することは、そんなにないと思うのです。
しかしながら人生の本筋に打ち込まなかったとしたら、どう考えても今世(こんぜ)生まれてきた意味がないのです。

つまらない虚栄を張るといった気持ちは、とっくの昔になくなりました。
見栄で何かをするということは、今の私にはまずありません。
ある意味、自分に自信が出来たので、虚栄を張る必要がなくなったとも言えます。
例えば、心底クルマが好きなら別なのですが、見栄で高級外車に乗りたがる時期は、私の場合は完全に過ぎ去りました。

本当に「やらなければならないこと」を懸命にやっていこうと思うのです。
日々、1ミリでもいいから前進しようと思っています。
「継続は力なり」なのです。
毎日の継続こそが、とんでもなく遠いところへ自分を運んでくれる唯一の方法だと思うのです。

トヨタの生産方式ではないですが、工夫に工夫を重ねていくと、ハッと気がついた時には、世界の最高レベルにまで達しているということになるわけです。
同じ頑張るのなら、その道の一流になりたいわけです。
一流には一流にしか見えない景色があると思うのです。