神道的生き方

神道的生き方をしようと思うのです。
神道は「朝の宗教」に違いありません。
朝を活かさないと、神道的生き方は出来ないと思うのです。
神道とは関係ないのですが、会社を繁栄させている社長は、朝7時半までに出社しているとのこと。
夜遅くまで遊んでいると、朝7時半出勤は困難かもしれません。

と、ここまで書けば、私自身も当然朝7時半までに会社に来ているだろうということになりますが、現実はそうでもないところが不思議なところ。
一応朝3時起きなのですが、いろいろとやらなければいけない儀式が多く、会社になかなか辿(たど)りつけないのであります。

シンプルさこそ神道的生き方の真骨頂だと思っています。
生活から余計なものを取り去ってしまうと、人生の本筋が見えてくるし、「本当に大事なもの」に使う時間が増えてきます。
気持ちの上でも、例えば見栄や強欲などの余計なものを外してしまうと、心がとても楽になります。

「モノを捨てる」と一気に運気が上昇するのが自分でもわかりますが、これもまたシンプルさの強みでもあります。
伊勢神宮の神殿はシンプルだけど、とても美しいのです。
神道に流れる「常若(とこわか)」の思想により、全く同じものが20年ごとに全く新しく建て替えられるのも、極めてユニークな思想です。

ベルサイユ宮殿のように豪華絢爛に作られているわけでもなく、ケルンの大聖堂のように空に向かって高くそびえているわけでもありません。
実にシンプルな建物が、延々と千年以上にわたって建て替えられ続けてきているわけです。

神道的生き方のコアは素直さであり、陽気さであり、謙虚さでもあります。
少なくとも神道を自分の生き方に選ぼうとするなら、「上機嫌力八段」くらいを目指すべきだと思います。
私は神道に目覚めてから、かなり楽観的になったような気がします。
「神様が何とかして下さる」という気持ちが強くなりました。

一見自分に不利なことが起こっても、もっといいことが起こるための仕掛けに違いないと思えるようになったのです。
そして実際そのとおりなのです。
人生の後半戦が、ますます胸ときめいてきました。