仕事革命

目の前に山のような仕事が立ちはだかり、どこから手を付けていいのかわからない時があります。
そんな時は仕事を小分けにして片づけていくことです。
一挙にやろうとしたら大変で、気持ちが萎(な)えてしまいます。
一番大事なことは、まずは取りかかるということ。
完璧を求めず、とにかく始めてみるということなのです。

30代は一心不乱に働く年代であり、私も例外ではありませんでした。
20代でフラフラ迷っていても、長い人生の中ではまだ取り返せるのですが、30代で仕事に打ち込んでいないと、まともな人生にはまずならないと思うのです。
30代の時の私の手帳を見たら、予定がぎっしりと書かれ、真っ黒になっています。
それに比べると今の手帳は空白がいっぱい。
しかし30代の時よりもはるかに充実しているという実感があります。

「60代が一番いい仕事が出来た」という人を実際に何人か知っていますし、またそういったことが書かれた本も読んだことがあります。
今までの経験、知識、知恵、人脈が最高に活かされる年代なのかもしれません。
ただしすべての前提になっていることが「気力が満ちている」ということ。
やる気がなければ、何事も始まりません。

還暦を機に新しいステージに向かおうと計画していました。
38年間どっぷりと浸かってきた不動産業とはまた違うステージです。
言ってみれば本の世界(執筆活動)とでも言いましょうか。
いくつかの研究課題があり、本気で取り組んでいきたいと思っています。
堂々と会社の勤務時間中にも、研究ないし勉強をしていくつもりなのです(そうしないと時間がとても足りません)。

1か月ほど前に還暦を迎えたのですが、まだまだ日々のルーティングワークを引きずっており、なかなか理想どおりにはいっておりません。
しかしながら夢実現のためには、何らかの「割切り」と「思い切り」が必要で、その方向に向けて徐々に舵を切っていこうと思っています。