異業種交流会

久しぶりに異業種交流会に参加しました。
その会は初めてだったのですが、第一印象は「真面目な人が多いなあ」でありました。
機械式立体駐車場をメインの事業としている会社の社長のお話を聞きました。
今回の電気料金値上げで、1基につき電気代が月に23万円上がるのだそうです。
また消費税も上がることになり、転嫁できずにコストアップの要因となるリスクもあります。

その会社は神戸を中心に事業を展開しているのですが、立体駐車場はその周辺の商店街や繁華街と運命共同体の立場にあるわけです。
従って単なる駐車場運営業者で終わるのではなく、街の繁栄発展を第一に考えているとのこと。
また行政の課題を積極的に自社の経営目標の中に入れてきたのだそうです。

「駐車場は地域のポータルサイト」とのコンセプトを打ち出したのですが、そうすることにより「やるべき手」が明確に見えてきたとのことです。
会社のコンセプトも「神戸に役に立つ会社」としているのですが、キレイごとではなく、それがそのまま自社の繁栄につながっていくわけです。
ちなみに、コインパーキングで「1日上限料金」というのがよく設定されていますが、それはこの会社が日本で初めてやり始めたものなのだそうです。

旅行代理店を多店舗展開している社長のお話も聞きました。
旅行代理店の店舗戦略は、不動産業における賃貸仲介業とよく似ているなあと感じました。
インターネットの発達で、リアルの旅行代理店の閉鎖も少なくないのですが、やはりお客さんがお店にわざわざ出向くのは「旅行の情報をもっと知りたい」という一点に集約されるのではないかと思います。

営業であるからにはコミュニケーション能力は絶対必要なのですが、その営業担当の知識の広さ・深さも大きなポイントになります。
その旅行代理店の社長は常に「暇があったら、とにかく旅に出よ」と指示しているのだそうです。

ほかにはバーベキューの宅配サービスを夫婦で始めた人もいました。
珍しい商売なので、異業種交流会のまわりの人はみんなビックリしていたのですが、すでに既存の業者も何件かあるのだそうです。
今のところ顧客集客はインターネットとのことですが、フェイスブックも活用していて、名刺交換した私にも翌日さっそくフェイスブックの「お友達リクエスト」がその人から来たのには「さすがだなあ」と感心した次第です。
フェイスブックで何回かその会社の記事を見ている間に、タイミングが合えば、バーベキューの宅配を頼むケースが出てくるかもしれません。